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《オープン戦チェック》カミネロはノーコンではなかった!? オープン戦で早く見たい3人の新助っ人!


 2月25日に始まるオープン戦を待ちきれない野球ファンも多いことだろう。この連載では一足早く、オープン戦の見どころをチェック!

 シーズン開幕へ向けて期待と不安が入り混じるこの時期。戦略上で重要な位置を占めるのが新外国人選手のデキだ。

 主力と期待されている新外国人は「優良」か「地雷」か……。ファンの間で論争が繰り広げられる時期でもある。

 しかし、そんな机上の推論から抜きん出た新助っ人もチラホラ。早くも高評価を得ている“絶好調”の助っ人たちを紹介しよう。

カミネロ(巨人・投手)


 昨季メジャー57登板と最速164キロの実績を引っさげ来日した新守護神候補のカミネロ(巨人)。「速球派の新外国人」といえば、この時期は130キロ台を連発してファンを不安にさせるものだが、カミネロは肩の仕上がりが早く、2月11日、12日の紅白戦では2日続けて154キロをマークした。

 “ノーコン”疑惑もあったが、ストライクは入るレベルであることも判明し、評価はうなぎのぼり。早めの調整も外国人枠争いの厳しさを知っての上。フルスロットルで開幕1軍を狙っている。

 筆者がチェックしたメジャー時代のハイライト映像通りの投球ができれば、日本では「敵なし」のはず。オープン戦では徹底的に待球攻めに合いそうだが、それをかいくぐる投球術にも注目したい。

ゲレーロ(中日・内野手)


 2015年はメジャーで106試合に出場、11本塁打をかっ飛ばしたものの、左膝のケガで昨年6月からは浪人生活を送っていたゲレーロ(中日)。

 コンディションが不安視されていたが、キャンプインに向けて万全の調整を行ってきており、シート打撃でホームランを連発すると、12日の練習試合(韓国・ハンファ戦)でも特大ホームラン2発の大暴れ。ネット上の目が肥えたファンたちからも「化け物だ」「日本に来てはいけないレベル」と感嘆の声が上がっている。

 去年の新助っ人の話題はビシエド(中日)一色だったが、今年はゲレーロ一色の開幕前になりそうだ。


ロンドン(中日・投手)


 中日では新守護神候補のロンドンも絶好調スタート。メジャー実績はなく、「自称」163キロを怪しむ声もあったが、初日から151キロを記録すると、第2クールで154キロを叩き出した。暖かくなればもっとスピードが出ること間違いなし。「自称」が現実味を帯びてきた。

 その上、質も違う。フリー打撃でポンポンと150キロ台を投げるが、ブルペンでの投球はわずか10球程度。この肩のでき上がりの早さは首脳陣から重宝されるタイプだ。

 外国人枠争いが過熱する中日だが、当落線上から頭ひとつ抜け出した様相。あとはオープン戦で結果を残すだけだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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