≪1位≫菅野智之(巨人)
打率.276(29-8)0本 1打点 1四球 4犠打
≪2位≫藤浪晋太郎(阪神)
打率.238(21-5)0本 0打点 2四球 1犠打
≪3位≫野村祐輔(広島)
打率.227(22-5)0本 2打点 0四球 3犠打
≪4位≫山口俊(DeNA)
打率.208(24-5)1本 4打点 3四球 3犠打
≪5位≫石田健大(DeNA)
打率.188(16-3)0本 1打点 0四球 4犠打
≪6位≫能見篤史(阪神)
打率.125(16-2)0本 1打点 3四球 3犠打
≪7位≫今永昇太(DeNA)
打率.118(17-2)0本 1打点 2四球 4犠打
≪8位≫原樹理(ヤクルト)
打率.111(18-2)0本 2打点 0四球 1犠打
≪9位≫ジョンソン(広島)
打率.107(28-3)0本 0打点 0四球 2犠打
≪10位≫若松駿太(中日)
打率.100(20-2)0本 1打点 1四球 2犠打
15打席以上でまとめると現在は菅野と藤浪が1位と2位。東西のエースがしのぎを削っている。
とくに菅野は5月上旬時点では打率4割。現在は1安打上乗せの計8安打だが、そこまでに5勝中4勝を稼いでいただけに頼れるのは自分自身のバットということ。昨年の打率は.075。今季は打撃開眼といってもいいだろう。
また、大阪桐蔭高時代に甲子園で2本塁打を放った藤浪も、今季は大物打ちの風格。二塁打と三塁打をそれぞれ1本ずつ放っている。キャンプから打撃練習に時間を割き、得点圏打率4割と甲子園での本塁打を今季の目標に掲げる。2014年以来の一発なるか?
昨季、規定投球回到達投手の最高打率は前田健太で.194。今季は4位の山口まで2割台に乗せており、ハイレベルな争いになっている。
20打席未満ではネイラー(中日)も15打席で打率.250(12-3)と存在感あり。右肩炎症で前半戦絶望と伝えられるが、昨年は1本塁打を記録しているだけに、後半戦は投打で期待したい。
◎ちなみに期待のマエケンは?
昨季、広島で1本塁打を含む打率.194の投手打撃二冠を達成し、今季もメジャーデビュー戦で本塁打を放った前田健太(ドジャース)。その後、打撃に関する動向はあまり報じられていないが、それもそのはず現在、打率.091(22-2)。デビュー戦での本塁打からヒットをわずか1本上積みしただけに留まっている。
これもメジャーの壁か。メジャー投手陣を震え上がらせる意外性にも期待したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)