5月20日のDeNA戦で2000試合出場、8月13日の広島戦では2000安打を達成。歴史に残る選手の仲間入りを果たしたと言っていい阿部慎之助(巨人)。
ただ、今季の最終打撃成績は打率が.262でリーグ21位。本塁打は15本で同17位。打点は76で同12位。昨年に続いて3部門ともベスト10に食い込めなかった(昨季は打率.310も規定打席に届かず)。
今オフには、村田修一が、チームの若返りを進めるために戦力外通告を受けた。村田より2歳上で来季開幕時には39歳となる阿部が、近い将来、同じように肩を叩かれることがあってもおかしくない。
区切りの400本塁打まであと12本。来季、早めにこの大台を達成し、まだまだやれるところをアピールしてほしいが……。
球界には「ケガさえなければ……」という選手は多い。畠山和洋(ヤクルト)はその最たる存在だろう。2015年は105打点を記録し、打点王のタイトルを獲得するとともに、優勝に大きく貢献した。しかし、アキレス腱痛などの故障により、2016年は45試合、2017年は15試合とまともに働けていない。
すくい上げる豪快なスイングで一発を放ったかと思えば、右方向に器用に流し打つテクニックもある。ヤクルトファンならずとも打席が楽しみな好打者だが、それもフィジカルが整ってこそ。35歳のハタケの復活はあるか!?
今季終了までに1962安打を放ち、2000安打の大台まであと38本に迫っている福浦和也(ロッテ)。本拠地・ZOZOマリンスタジアムがある千葉市の隣、習志野市の出身で、習志野高校を経てロッテに入団した生粋の地元選手だ。
2001年には首位打者に輝くなど、長らくロッテの大看板として存在感を放ってきた。マリーンズファンとしては未来永劫プレーしてほしい選手かもしれないが、この12月には42歳の誕生日を迎え、チームメイトの井口資仁が現役を引退したため、来季からは野手最年長世代となる。数字を残せなければ、あるいは故障でもしようものなら、ただちに選手生命の危機に直面してしまう。
残り38安打は、全盛期であれば2カ月足らずでクリアできただろうが、ここ5年の年間安打数は32本、26本、47本、20本、30本。プロ25年目となる2018年は勝負のシーズンとなりそうだ。
田中賢介(日本ハム)もうかうかしていられない。今季、本職である二塁での先発出場は50試合。ルーキーの石井一成が47試合、高卒3年目の太田賢吾が22試合、シーズン後半に打力で台頭してきた横尾俊建が13試合と若手に押され気味だ。とくに8月中旬以降は、ほぼ代打での起用となっていた。
総合力ではまだ田中優位ではあるが、今後、これらの若手がさらに伸びてくるようだと、世代交代が一気に進む可能性はある。このオフの契約更改で変動する可能性はあるとはいえ、推定2億円の年俸はチームトップクラス。どこよりもシビアにそろばんを弾く球団だけに、来季のパフォーマンス次第では、オフに何らかの動きがあるかもしれない。
文=藤山剣(ふじやま・けん)