実績ある新3年生が多くなる高校野球。2014年夏、深紅の大優勝旗を手にするのはどこだ!?
来年の野球界を大胆に予想する「2014大展望クイズ」の2回目は「夏の甲子園」をテーマに出題します。今回も多大にフィクションを含みますのでご了承ください。
―――日付は2014年8月23日…。第96回全国高校野球選手権大会の決勝戦が行われる日だ。昨夏と同じ49代表校が全国から集まり、8月9日に開幕したこの大会も決勝戦を残すのみとなった。
実況)
いよいよ第96回全国高校野球選手権大会は決勝戦を迎えます。昨年に引き続き、今年も甲子園は盛り上がり、連日、超満員でした。特に決勝は好カードということもあり、試合開始前からお客さんが続々と球場に詰めかけています。昨年の95回大会は、入場者数が85万4千人でした。一昨年よりも4万5千人も増えましたが、今年の大会は昨年を上回る入場者数を記録するのではないでしょうか?
解説)
そうですね。昨年の大会ではまだ2年生だった選手が、続々と甲子園に帰ってきて成長した姿を見せてくれたことも、観客数が増えた要因でしょう。準決勝を戦った4校はともに、昨夏も甲子園を沸かせた選手がズラリと勢揃いしていましたね。
実況)
昨日の第1試合、横浜高(神奈川)vs済美高(愛媛)。渡辺元智監督の孫・佳明選手をはじめ、昨夏の出場時のレギュラー8人とともに甲子園に帰ってきた横浜高。?濱祐仁や浅間大基らが今大会通じて大爆発し、強打で勝ち上がってきた横浜に対し、対峙した済美の安樂智大も3年生になってさらにパワーアップ。今年も設けられた準決勝前日の休養日で十分に休養をとり、なんとあの横浜打線を相手にノーヒットノーランを達成するという離れ業を成し遂げました!
Q.1:過去の夏の甲子園大会で、ノーヒットノーランを達成した投手は何人いるでしょう?
1.12人
2.17人
3.22人
4.25人
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▼ ▼?正解は?▼ ▼
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
A.「3.22人」
最も新しい記録は第80回大会(1998年)、松坂大輔(横浜高)が決勝の京都成章高戦で達成。決勝戦での達成は、嶋清一(海草中)が第25回大会(1939年)に達成して以来2人目の快挙だった。ちなみに、その嶋は準決勝の対島田商戦でもノーヒットノーランを記録。なんと2試合連続で達成した。
実況)
第2試合の浦和学院高(埼玉)vs前橋育英高(群馬)は昨年のセンバツ優勝校と夏の甲子園優勝校の対決でもありました。優勝投手をすでに経験した浦和学院の左腕エース・小島和哉と前橋育英・?橋光成は3年生になってもそのままエースとして甲子園に帰ってきました。2人の息詰まる投手戦は1-0で前橋育英高がサヨナラ勝ち。2年連続で決勝戦に進出です。2014年夏の甲子園大会の決勝戦は、済美高vs前橋育英高となりました。
Q.2:決勝戦を前橋育英高が勝利すると夏の甲子園大会2年連続優勝となります。過去に夏の甲子園を連続で優勝した学校は何校あるでしょう?
1.なし
2.3校
3.5校
4.7校
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▼ ▼?正解は?▼ ▼
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A.「3.5校」
全国中等学校優勝野球大会の時代を含めると、2年連続優勝を達成した学校は5校ある。
和歌山中(現桐蔭高):第7回、8回大会(1921〜22年)
広島商:第15、16回大会(1929〜30年)
海草中:(現向陽高):第25回、26回(1939〜40年)
小倉高:第29回、30回(1947〜48年)
駒大苫小牧高:第86回、87回(2004〜05年)
ちなみに小倉高は、第29回大会は小倉中として優勝し、第30回大会は学制改革で中等野球から高校野球となったため、小倉高として優勝した。
実況)
さあ、注目が集まる決勝戦。球審の手が上がっていよいよプレイボール! 1回戦からすべて1人で投げきってきた、済美の安樂が第1球を投げました!!
実際の結果は来年の8月に! 今年の「夏」はどのような「夏」になるでしょうか、お楽しみに!
■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)…会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。"ファン目線を大切に"をモットーに、プロアマ問わず野球を追いかけている。Twitterは
@suzukiwrite。
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