二保旭
(右ヒジ違和感・全治不明)
内川聖一
(左上腕骨大結節骨挫傷及び左肩腱板炎・軽症)
前年覇者のソフトバンクはほぼ順調。しかし、昨年場面を問わずに44試合に登板した二保が無念の開幕アウト。13日に負傷した内川も開幕を目指すが、間に合ったとしてもぶっつけ本番になる可能性が高い。内川の経過次第ではいきなり打線の構想が崩れる危険も…。
石井裕也
(左大腿二頭筋肉離れ・調整中)
宮西尚生
(左ヒジクリーニング手術・調整中)
淺間大基
(腰痛・4月中旬復帰予定)
日本ハムは大きなケガ人はいないものの、実績あるリリーフ陣の2人が調整遅れで開幕不透明。宮西は昨年左ヒジの手術を敢行した上、12月に転倒し、右手第5中骨を骨折する悪夢にも見舞われた。
2年目の淺間も開幕スタメンもあっただけに痛い。順調に調整を進めて、今年もハツラツとしたプレーでファンに夢を見させてほしい。
伊藤義弘
(右ヒジ関節鏡視下手術・全治不明)
ナバーロ
(銃弾所持によるペナルティ・5月復帰予定)
くだんの銃弾所持騒動で出場停止処分が下されたナバーロを除けば、主力勢はほぼ誤算なし。しかし、小さなケガやチーム内でのインフルエンザの流行など、調整が遅れる要素もあり、万全とは言えない状況だ。
誠
(右ヒジ靭帯損傷・前半戦絶望)
昨季イースタン最多の142.1回を投げ、最多勝を獲得した若手の成長株・誠が前半戦絶望の重症を負った以外は目立った負傷者なし。Aクラスへの巻き返しに視界は良好だ。
比嘉幹貴
(右肩関節唇修復手術・調整中)
安達了一
(潰瘍性大腸炎・調整中)
昨年はケガ人続出で前評判を裏切ったオリックス。今季はトレーナー陣を刷新し、順調にキャンプを乗り切った。昨年手術の比嘉と難病の安達の復帰が待ち望まれる。あとは現有戦力の調整に注目したい。
今江敏晃
(左ヒラメ筋炎・調整中)
アマダー
(三角線維軟骨複合体損傷・5月復帰予定)
楽天では昨季のメキシカンリーグMVPのアマダーがさっそく負傷。NPB歴代最重量135キロのプレーはおあずけになりそうだ。また、キャンプからリハビリが続く今江も開幕出場は不透明。先日、ようやく実戦復帰を果たしたようだが、FA移籍に見合った活躍を見せたい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)