毎年、プロ野球選手で誰がチョコを多くもらっていたのか調査していたのが昨年春に終了したフジテレビ系『すぽると!』。その『すぽると!』調べによれば2015年の1位は山田哲人(ヤクルト)で300個。ところが去年、この数字を上まわったのが山崎康晃(DeNA)。段ボール5箱分のチョコ370個をゲットした。ちなみに山田は333個と数を増やしながらV2とはならなかった。
ん? 333個? トリプルスリーなだけに? と思ったら、同じヤクルトの久古健太郎はチョコ9個。完全にダジャレだ。となると山田の333個もちょっと疑わしいが、これ、実は球団発表のもの。ヤクルトらしいといえばヤクルトらしい。今年はどんな数字が発表されるのか、注目だ。
山田、山崎の300超えもすさまじいが、バレンタインデーが今よりもっと特別なイベントだったバブル期はもっとすごかった。「トレンディエース」といわれた西崎幸広(元日本ハムほか)は独身時代だけでなく、結婚してからもチョコレート攻め。娘でタレントの西崎莉麻は「父に届いたトラック数台分のチョコを食べていました!」とあるインタビューで語ったことがある。
ルーキーイヤーの1989年に大量のチョコレートが届いたことがキッカケで「チョコ」の愛称がついたのが前田幸長(元ロッテほか)。その数1500個といわれている。
その前田よりも多くのチョコをもらった逸話を持っているのが西武のイケメンエース(当時)だった渡辺久信。多いときで2000個ものチョコレートをもらったことがあるという。さすがに食べきれるはずもなく、施設に寄付をしたり、まわりのスタッフにプレゼントしたりしていたという。
2月14日に誕生日を迎えるのがメジャーリーグでも活躍した斎藤隆(元横浜ほか)。楽天時代にはキャンプ地の沖縄・久米島の地元女子高生から、バレンタインデーも兼ねてチョコレートケーキをプレゼントされるのが恒例行事だった。
現役選手で2月14日が誕生日なのは、大谷智久(ロッテ)、大嶋匠(日本ハム)、島本浩也(阪神)、茂木栄五郎(楽天)といった面々。茂木は昨年の活躍で知名度も上がっただけに、明日はかなりのチョコ攻めを受けるのではないだろうか。
近年、バレンタインデーの新しい潮流として注目されているのが男性から女性へチョコレートをプレゼントする「逆チョコ」。球界でこの「逆チョコ」を仕掛け続けているのが“球界の紳士”巨人軍だ。
去年は小林誠司、立岡宗一郎、重信慎之介、岡本和真の若手4選手が女性約100人にチョコをプレゼントし、ハイタッチを行う「バレンタイン逆チョコイベント」が行われた。この「逆チョコイベント」は2010年頃から毎年行われている恒例行事。このイベントに登壇する選手が、球団の「推しメン」と考えて間違いない。
また、この「逆チョコイベント」では球団OBやタレントを招いてのトークイベントなども行われるため、明日もどんな企画が実施されるのか、要注目だ。
球界で最もバレンタインデーと縁があるといえば、もちろん「お口の恋人」千葉ロッテマリーンズだ。過去にはその名もズバリ、バレンタイン監督がバレンタイン商戦のCMキャラクターに起用されたこともあった。
そんな千葉ロッテマリーンズの今年のバレンタイン企画は、ロッテ「ガーナ・ミルクチョコレート」とタイアップした「あなたがチョコを渡したい選手」投票。独身選手33人の中から、バレンタインにチョコをあげたい選手は誰かをファン投票で決定し、1位の選手にはガーナ・ミルクチョコレート1年分がプレゼントされる、というもの。
また、1位になった選手に投票したなかから抽選で5名に、選手から直接、ガーナ・ミルクチョコレートなどのお菓子詰め合わせがプレゼントされるという。
この投票、実施期間は今日13日まで。千葉ロッテマリーンズおよびロッテのウェブサイトにて実施されている。途中経過では成田翔と平沢大河が3位以下に1万票近い差をつけてのデッドヒート。千葉ロッテマリーンズのチョコレート王は果たしてどちらになるのだろうか?
文=オグマナオト