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日本人メジャーリーガーの1〜3月を振り返る

 新たに中島裕之(アスレチックス3A)、藤川球児(カブス)、田中賢介(ジャイアンツFA)らが海を渡った2013年の日本人メジャーリーガー。しかし、「ルーキー」たちを押しのけ、春先に注目を集めたのは2年目の飛躍にかけた青木宣親(ブルワーズ)の自主トレに関して。通常、自主トレで話題を集めるといえば、護摩行などの修行系や他競技のエッセンスを取り入れる、というものがほとんど。ところが青木は、ただの「腹筋」でスポーツ紙を賑わせてしまった。その理由は、あまりに凄い腹筋回数にあった。

Q.そこで問題。自主トレにおける、青木の1日の腹筋回数は?
1.500
2.1000
3.2000
4.3000


▲画・横山英史。ベースボールイラストレーションより

A. 1日3000回

 昨季は終盤でのスタミナ不足を痛感した青木。沖縄での自主トレでは、1日3000回の腹筋をはじめ、「例年の倍」のトレーニングで体幹を鍛え直し、長いシーズンに備えたという。その成果もあってか、1年目の151試合よりも多い、155試合に出場した。これは、憧れのイチロー(ニューヨーク・ヤンキース)の出場試合数150を超え、今季の日本人メジャーリーガーで最多だった。

 そのイチローは、今季開幕前にあるトラブルに巻き込まれてしまった。

Q. イチローが今年経験した、そのトラブルとは?
1.交通事故
2.胃潰瘍
3.食中毒
4.盗難



A. 交通事故

 3月2日(現地時間)、キャンプ地のフロリダ州タンパ市内を運転中に衝突事故を起こし、野球ファンをドキっとさせたイチロー。幸いケガはなかったが車は大破。廃棄処分するしかない愛車に関して、イチローは都はるみ「好きになった人」の歌詞に重ね合わせて「さよなら。さよなら」と表現した。

 この事故の影響はなかったと思うが、今季のイチローは渡米以来最低打率となる.262に終わり、チームもア・リーグ東地区3位でポストシーズン進出は叶わなかった。

 ヤンキースに代わってア・リーグを制し、Wシリーズも制したのが、上原浩治が所属するボストン・レッドソックス。上原もチームのリリーフ陣の中で抜群の安定感を誇り、リーグ優勝決定シリーズではMVPにも選ばれた。そんな上原はシーズン開幕前、あるtweetで物議を醸している。

Q. そのtweetとは、「(   )バカにするなよ」。(  )に当てはまる言葉とは?
1.もみあげ
2.中継ぎ
3.侍ジャパン
4.マー君



A. 中継ぎバカにするなよ

 このtweetは、WBCで調子が上がらなかった田中将大に対し、一部スポーツ紙が「マー君降格、中継ぎも」と書いたことに対しての怒りの表れ。「先発の調子が悪いから、中継ぎに降格?? 降格って何やねん 中継ぎをバカにするなよ」というtweetはファンの共感を呼び、さらには田中自身からも感謝のtweetが送られるという熱い展開を見せた。

 余談だが、今季開幕前に上原は、2010年以来トレードマークとしていたもみあげをキレイに剃りあげている。活躍の裏には「もみあげがスッキリしたから」もあった?


文=オグマナオト/1977年生まれ、福島県出身。広告会社勤務の後、フリーライターに転身。「エキレビ!」では野球関連本やスポーツ漫画の書評などスポーツネタを中心に執筆中。また「幻冬舎WEBマガジン」で実況アナウンサーへのインタビュー企画を連載するなど、各種媒体にもインタビュー記事を寄稿している。ツイッター/@oguman1977

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