1(中堅):桑原将志
2(二塁):大和
3(一塁):ロペス
4(左翼):筒香嘉智
5(三塁):宮崎敏郎
6(右翼):梶谷隆幸
7(捕手):(混戦)
8(投手):投手
9(遊撃):倉本寿彦
2017年の勢いを引き継ぐなら、このラインナップだ。キーマンは遊撃・倉本寿彦になりそうだが、大和の加入によって守備固めも容易になる。柴田竜拓を加えた3人で二塁、遊撃の2枠を争うことになるだろう。捕手は引き続き、高城俊人、嶺井博希、戸柱恭孝の併用が濃厚。
大和の打順は2番が有力か。2014年は最多50犠打を記録したが、実はムラがあるタイプでお世辞にもバントの名手とはいえない。しかし、ラミレス監督はバントをあまり使わないタイプ。なんとなく小兵のイメージがあり、首脳陣から求められるものも小技だったが、しっかりとバットを振れば化ける可能性もある。
新外国人選手のソトは一塁、三塁、外野を守るが現時点では空きはなし。外国人選手枠は投手3枚+ロペスの布陣になることが濃厚で、まずはそこに食い込むことが第一目標になりそうだ。
1(中堅):桑原将志
2(右翼):梶谷隆幸
3(一塁):ロペス
4(左翼):筒香嘉智
5(三塁):宮崎敏郎
6(遊撃):倉本寿彦
7(二塁):大和
8(捕手):(混戦)
9(投手):投手
2017年は最後までハマリきらなかったが、2番に梶谷隆幸が収まるようになれば理想の戦いができる。ただし、2番で起用すると日本シリーズでも垣間見えた「6番打者の頼りなさ」が気になる。新加入の大和も力不足感は否めない。
そこで、倉本を6番で起用してはどうだろうか。2016年は打率.294と3割までもう一歩の数字を残した。2017年は打率は下げたものの、リーグ2位の得点圏打率.342をマークし、クラッチヒッターの才能を見せた。「8番・投手」が成り立ったのも倉本がいたからこそ。6番に打順を上げるなら、あえて「8番・投手」を採用する必要はなくなる。
1(右翼):梶谷隆幸
2(中堅):桑原将志
3(一塁):ロペス
4(左翼):筒香嘉智
5(三塁):宮崎敏郎
6(遊撃):倉本寿彦
7(二塁):大和
8(捕手):(混戦)
9(投手):投手
プランBからのマイナーチェンジだが、桑原の2番も一考の余地アリ。日本シリーズでは「DeNA不動の1番打者」と紹介されていたが、打率.269、出塁率.332と優勝を目指すチームの1番としては少し物足りず、10盗塁、11盗塁死で足の速さの割には盗塁が得意とはいえないタイプ。ならば盗塁王経験もあり、2017シーズンも21盗塁、3盗塁死の梶谷を1番に置いたほうがチーム盗塁数の少なさは解消できるのではないだろうか。
ただし、梶谷の調子のムラ次第。桑原も波が激しいタイプでチームを見渡しても安定感のある選手は少ない。いまだ解消できないDeNAの穴ともいえる。1、2番の迫力が増せば、確実に上位を狙えるはず。春のキャンプから上位打線争いに注目してみたい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)