高校球界屈指の身体能力!本日登場するオコエ瑠偉のここを見逃すな!!
オコエ瑠偉(関東一)に大注目だ。8月11日の大会第6日、初めて甲子園の土を踏んだオコエは、初戦の高岡商戦で4打数3安打4打点の大暴れ。打者一巡の猛攻を仕掛けた3回には、49年ぶり史上2人目の1イニングで2本の三塁打をマークし、この甲子園で最もインパクトある選手となったのは間違いない。
そのオコエと関東一は本日16日、第2試合に再び甲子園に登場。コアな野球ファンから絶大な支持を受けている雑誌『野球太郎』編集部に、オコエの“正体”や観戦ポイントを聞いてみた。
観戦ポイントは『度肝を抜く身体能力』
動物的なプレーぶりに目を奪われる外野手。ナイジェリア出身の父をもつハーフで、身体能力の高さは高校球界どころか日本国籍を持っている全高校生……プロ野球選手に混じっても、引けをとらない存在だろう。
右方向にも力強い打球、二塁打・三塁打時のベースランニング、スライディングのダイナミックさ、外野フライを追いかけるストライド、助走なしでの力強い送球……走っても打っても投げても、弾むような動きにスカッとさせられる。試合前のシートノックでさえもエンターテイメントに変わってしまう。オコエの爆発力あるパフォーマンス、一挙手一投足のすべては理屈抜きに楽しみたい、そんな選手だ。
将来的には?
2年春から公式戦に出始めたオコエの評価は、日に日に上昇していった。今春は多くのスカウトがプレーぶりをチェックするため球場に足を運んだ。後天的に伸ばすことができない身体能力や体のバネを持っているオコエの素質を買って、ドラフトでは上位指名されるだろう。陽岱鋼(日本ハム)や柳田悠岐(ソフトバンク)のような、フィールドに立っているだけで絵になり、プレーをしたら胸をときめかせる選手に成長してほしい。
手放しに褒めてばかりだが、心身のコントロールや細かい技術など克服すべき課題も多い。しかし、そのためにオコエが小さくまとまってしまうのは、また別の話だ。今はあえて目をつぶりたい。
数年後、類まれな身体能力に、プレーの緻密さやきめ細かさ、技術が加われば、スーパースター・オコエ瑠偉がきっと誕生しているはずだ。
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