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《妄想ベストナイン! 実力派俳優編》鈴木亮平&西田敏行の「せごどん」バッテリーが誕生!?

《妄想ベストナイン! 実力派俳優編》鈴木亮平&西田敏行の「せごどん」バッテリーが誕生!?

 野球選手以外でベストナイン選んだら、どんなチームができる!?

 男優、女優、食べ物……。人間以外もあり! ということで、週刊野球太郎が「妄想ベストナイン」を選出。オーダーを組んでみた。

 栄えある(?)「妄想ベストナイン」が集うリーグは、名づけて「モ・リーグ」(「モ」は妄想の「モ」です……)!

 第2回となる今回は実力派人気俳優によるベストナイン!ちなみに昨年のオーダーは以下の通り。2018年版は誰が名を連ねる!?

実力派人気俳優で組んだ「妄想ベストナイン」


■2017年実力派人気俳優ベストナイン
1(中堅):松重豊(54歳)
2(右翼):高橋一生(37歳)
3(三塁):菅田将暉(24歳)
4(一塁):役所広司(62歳)
5(DH):レオナルド・ディカプリオ(43歳)
6(二塁):香川照之(52歳)
7(遊撃):小日向文世(63歳)
8(左翼):東出昌大(29歳)
9(捕手):西田敏行(70歳)
投手:鈴木亮平(34歳)

(※筆者の独断と偏見によるものなので、お気楽な気持ちでお読みください)

バッテリー部門は鈴木亮平&西田敏行


■投手:鈴木亮平
 投手は「変態仮面」から「せごどん(西郷隆盛)」へと上り詰めた鈴木亮平。2013年の映画『HK 変態仮面』で、ほぼ全裸の変態コスチュームを堂々と披露したときから只者ではないオーラを発散していたが、ついに爆発力が開花。2018年はNHK大河ドラマ『せごどん』で国民的マウンドに立つ。

 筋骨隆々とした体から放るストレートは常時150キロ超え。年齢は34歳と油が乗っているだけに20勝も夢ではない。仲間思いでおおらかな性格も◎。ピンチのときほど、「おらが大将・せごどん」としてチームメイトを奮い立たせるはずだ。また、東京外語大出身で実用英語検定1級の語学力を生かして、外国人選手との交流を深められるのもよし!

■捕手:西田敏行
 捕手はモ・リーグ最年長の西田敏行。西田も1990年に大河ドラマ『翔ぶが如く』で西郷隆盛を演じた。2018年、史上初のせごどんバッテリーが誕生だ。

 ネックは高齢……。敵はバントを絡めた機動力で揺さぶってくる。しかし、心配ご無用。ときに『釣りバカ日誌』ばりのぼやきで打者を脱力させ、ときに『アウトレイジ』ばりに「なに、しでかしてくれとんのじゃ! ごらぁ!!」と一喝。日本俳優連合理事長のすごみで打者の心をくじく。


内野は曲者二遊間&ベテラン大砲コンビだったが……


■一塁:役所広司
 本来、役所広司は「5番・三塁」が定位置。しかし「4番・一塁」の渡辺謙が家庭問題で離脱。大河ドラマ『せごどん』の島津斉彬役には間に合ったが、モ・リーグの開幕に間に合わなかった。そこで、役所が4番・一塁を務めることに。62歳になったがパワフルな打棒は健在。昨季もドラマ『陸王』で大ヒットを飛ばし、打率.287、38本塁打、117打点と好成績を残した。負担の少ない一塁につく今季は打撃の上昇も見込める。

■二塁&遊撃
 二塁・香川照之&遊撃・小日向文世はモ・リーグが誇る曲者コンビ。「敵かと思えば味方、味方かと思えば敵」。チームメイトもだまされる巧みな演技力で打球をさばき、アウトを積み上げる。

 みどころは神出鬼没な神業を成立させるポジショニング。捕手・西田と常にアイコンタクトを交わし、打球位置を読んでいる。球場で観戦する際は、西田、香川、小日向の「呼吸」に着目すると、よりすごさがわかるだろう。

 また、香川の豪速球にめっぽう強いパンチのきいた長打力、将来のスラッガーを期待される8番・東出昌大に回す小日向のいやらしい「つなぎ」の打撃技術にも注目だ。

■三塁:菅田将暉
 役所が一塁に回ったことで三塁が空席に。そこでフレッシュな菅田将暉が3番・三塁に大抜擢された。2013年の映画『共喰い』でモ・リーグ新人王(日本アカデミー賞 新人俳優賞)に輝いた期待株がチャンスをものにした。

 昨季は大河ドラマ『おんな城主 直虎』で若き日の井伊直政を熱演。勇猛果敢に戦い徳川四天王に上り詰めた直政のように、ここからモ・リーグのスターロードを歩んでほしい。


多士済済な外野陣に将来の大砲が割って入る


■左翼:東出昌大
 三塁・菅田と並ぶ大抜擢が左翼の東出昌大。その将来性、とくに長打力は誰もが認めるところだったが、やや一本調子な打撃(演技)がネックとなっていた。しかし、左翼の候補筆頭と目されていた福山雅治が結婚以来、調子を落とし気味で、東出に出番が回ってきた。

 2012年のデビュー打席(映画『桐島、部活やめるってよ』)で見せた、大物感は今も忘れない。粗削りななかに真っ向勝負の気概がこもっていた。歴史好きで知られる東出は研究熱心。負担の少ないモ・リーグの8番で打席経験を詰んで配球を学び、変化球への対応力がつけば4番も夢ではない。

■中堅:松重豊
 外野陣に睨みをきかせる中堅手が遅咲きの松重豊。『孤独のグルメ』で日々、営業と大食。足で稼ぐ営業で鍛えた足腰は強く、食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べて作り上げた肉体は今も強靭。「走って、食べて」という王道のトレーニングを繰り返した末、走攻守揃った不動の中堅手となった。

 さらには小劇場からキャリアをスタートさせた叩き上げ。年輪を重ねた松重のしぶとく懐の深いプレーとギラリとした勝負勘は代えがたい。

 なお、『深夜食堂』で演じたのはヤクザの竜。高校時代の竜は九州ナンバーワンスラッガーとしてドラフト候補に名の挙がる中堅手だったが、ケンカに巻き込まれ甲子園を出場辞退するはめに……。今、強打の1番も務める松重は「あの夏、かなわなかった打席」を取り戻そうとしているようにバッターボックスに向かう。打席からは熱く、陰りのあるブルースが流れている。その音色にしびれる女性ファンは多い……。

■右翼:高橋一生

 右翼には高橋一生が納得の選出。昨季は『おんな城主 直虎』や『カルテット』で女性の心を鷲づかみ。今、モ・リーグで一番モテる選手だ。

 優男らしくひょうひょうとしたプレーで難しい打球(役)も難なくこなすが、その目の奥にはすごみがギラリ。覗き込むと目が離せなくなる。相手を飲み込むような眼力こそ、高橋最大の武器だ。

 打席では持ち前の眼力で投手をひと睨み。思わず、気弱になった投手がスーッと力ないボールど真ん中に放ってしまい、スタンドに運ばれるケースはお馴染みのシーンだ。

■DH:レオナルド・ディカプリオ

 5番に座るのはメジャーリーグ(ハリウッド)からの助っ人、レオナルド・ディカプリオ。「レオ様」と呼ばれた青年は今、貫禄たっぷりの大人の男になった。2016年には念願のアカデミー主演男優賞を受賞。その勢いに乗って2018年はモ・リーグベストナイン選出となった。若き頃は俊足のアベレージヒッターだったが、体を一回り大きくして長距離砲にシフトチェンジ。今季は50本塁打、180打点が見込まれる。

 さて、妄想ベストナインはいかがだっただろうか。みんなもお気に入りのチームを組んでみよう!


文・山本貴政

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