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8月26日には大学選抜と対決!U-18W代表の清宮幸太郎は世界で通用するのか?

甲子園大会終了と同時に発表された、U-18W代表メンバー。怪物1年生・清宮幸太郎(早稲田実業)や、ハーフ球児のオコエ瑠偉(関東一)、甲子園出場はならなかった高橋純平(県岐阜商)ら、多士済々のメンバーが選出された。


「侍ジャパン」として選出されたメンバーたちは、8月26日には壮行試合として、「高校日本代表(U-18) 対大学日本代表」の試合に出場。その後、世界各国の代表チームと、野球世界一を決定する大会に挑む。今回は、その世界大会の概要を説明しよう。

日本での開催は初!


正式名称は「第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。日本、アメリカ、キューバなど12の国や地域が参加する野球の国際大会だ。出場メンバーは18歳以下に限られ、2013年の前回大会では、日本はアメリカに敗れて準優勝に終わっている。

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する世界大会で、日本で開催されるのは初めてのこと。開催期間は8月28日(金)から 9月6日(日)で、出場する国と地域は、以下の通りだ。

グループA

日本、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、チェコ
グループB
キューバ、チャイニーズ・タイペイ、カナダ、韓国、イタリア、南アフリカ

各グループで総当たりのリーグ戦を行い、9月3日からグループ4位から6位のチームによる順位決定戦が行われるほか、グループ1位から3位のチームが対戦する「スーパーラウンド」を実施。スーパーラウンド3位・4位による3位決定戦、同1位・2位による決勝戦は9月6日に甲子園球場で行われる予定だ。

1年生で選出された清宮のスゴさ


高校球界では過去、夏の甲子園終了時に大会出場選手から日本高校選抜が編成され、海外遠征に出掛けていたことがある。2011年から、甲子園不出場選手も対象に、U18W杯出場の日本代表を編成している。

海外遠征時代を含めて、下級生が招集されたのは1975年に原辰徳(東海大相模)、2004年福井優也(済美)、2005年田中将大(駒大苫小牧)ら、2年生が選出されたケースもある。しかし1年生での代表入りは、1983年夏の甲子園優勝投手・桑田真澄(PL学園)だけで、チームメイトの清原和博、1990年に1年生で甲子園初出場を果たした松井秀喜(星稜)、同じく2005年の中田翔(大阪桐蔭)らの野手組は、過去には選出されていない。

つまり、今回選出された清宮幸太郎は、異例中の異例。関係者の期待の大きさが分かるというものだ。

日本代表メンバーを率いるのは、大阪桐蔭の西谷浩一監督。2大会連続でチームを率いることになり、清宮の起用法にも注目が集まると同時に、果たして清宮は世界の球児たちと対戦して、甲子園で残したような好結果を残せるのか。今から楽しみでならない。
※()内は当時在籍していた高校

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