【1965年】
長池徳二(法政大→阪急)
1449試合:打率.285/338本塁打/969打点/98盗塁
【1966年・第2次】
伊熊博一(中京商高→中日)
43試合:打率.119/0本塁打/0打点/0盗塁
【1967年】
高田繁(明治大→巨人)
1512試合:打率.273/139本塁打/499打点/200盗塁
井上弘昭(電電近畿→広島)
1531試合:打率.259/155本塁打/519打点/74盗塁
(※広島→中日→日本ハム→西武)
吉田誠(大宮高→東映)
241試合:打率.203/2本塁打/7打点/3盗塁
(※東映・日拓・日本ハム→太平洋)
【1968年】
山本浩司(法政大→広島)
2284試合:打率.290/536本塁打/1475打点/231盗塁
【1969年】
谷沢健一(早稲田大→中日)
1931試合:打率.302/273本塁打/969打点/42盗塁
【1970年】
山下慶徳(河合楽器→ヤクルト)
855試合:打率.237/59本塁打/217打点/44盗塁
(※ヤクルト→南海→ヤクルト)
小松健二(大昭和製紙→阪急)
246試合:打率.183/5本塁打/10打点/3盗塁
(※阪急→中日)
高橋二三男(新日鐵広畑→西鉄)
491試合:打率.243/7本塁打/51打点/45盗塁
(※西鉄・太平洋→ロッテ)
【1972年】
長崎慶一(法政大→大洋)
1474試合:打率.279/146本塁打/508打点/122盗塁
(※大洋→阪神)
伊達泰司(法政大→ロッテ)
23試合:打率.100 0本 1打点 1盗塁
(※ロッテ→ヤクルト)
【1973年】
藤波行雄(中央大→中日)
1146試合:打率.273/24本塁打/186打点/37盗塁
栗橋茂(駒澤大→近鉄)
1550試合:打率.278/215本塁打/701打点/105盗塁
【1975年】
田尾安志(同志社大→中日)
1683試合: 打率.288/149本塁打/574打点/58盗塁
(※中日→西武→阪神)
【1976年】
武藤一邦(秋田商高→ロッテ)
入団拒否。法政大に進学し、1980年2位でロッテに入団
【1977年】
柳原隆弘(大阪商業大→ヤクルト)
351試合:打率.218/19本塁打/71打点/1盗塁
(※ヤクルト→近鉄→日本ハム)
【1978年】
高柳秀樹(国士舘大→南海)
592試合:打率.249/48本塁打/177打点/7盗塁
(南海・ダイエー)
【1982年】
西田真二(法政大→広島)
787試合:打率.285/44本塁打/226打点/21盗塁
【1989年】
佐藤和弘(熊谷組→オリックス)
149試合:打率.274/3本塁打/26打点/3盗塁
(※登録名:パンチ佐藤)
【1991年】
町田公二郎(専修大→広島)
955試合:打率.251/85本塁打/272打点/18盗塁
(※広島→阪神)
【1994年】
大村三郎(PL学園高→ロッテ)
1781試合:打率.265/127本塁打/655打点/78盗塁
(※ロッテ→巨人→ロッテ/登録名:サブロー)
【1995年】
今村文昭(九州学院高→オリックス)
《野手》9試合:打率.167/0本塁打/2打点/0盗塁
《投手》47試合:3勝4敗/2セーブ/防御率5.61
(※2001年に投手に転向)
中村豊(明治大→日本ハム)
536試合:打率.248/8本塁打/63打点/12盗塁
(※阪神→日本ハム/逆指名)
【1997年】
高橋由伸(慶應義塾大→巨人)
1819試合:打率.291/321本塁打/986打点/29盗塁
(※逆指名)
【1999年】
田中一徳(PL学園高→横浜)
341試合:打率.229/1本塁打/13打点/15盗塁
【2001年】
喜多隆志(慶應義塾大→ロッテ)
53試合:打率.227/0本塁打/4打点/1盗塁
【2005年】
★岡田貴弘(履正社高→オリックス)
828試合:打率.267/125本塁打/470打点/21盗塁
(※高校生ドラフト1巡目/登録名:T-岡田)
★平田良介(大阪桐蔭高→中日)
801試合:打率.264/78本塁打/337打点/25盗塁
(※高校生ドラフト1巡目)
鈴木将光(遊学館高→広島)
6試合:打率.182/0本塁打/0打点/0盗塁
(※高校生ドラフト1巡目)
【2007年】
★中田翔(大阪桐蔭高→日本ハム)
910試合:打率.257/161本塁打/576打点/13盗塁
(※高校生ドラフト1巡目)
丹羽将弥(岐阜城北高→オリックス)
1軍出場なし
(※高校生ドラフト1巡目)
【2008年】
★野本圭(日本通運→中日)
426試合:打率.226/9本塁打/82打点/1盗塁
★岩本貴裕(亜細亜大→広島)
361試合:打率.248/30本塁打/118打点/1盗塁
★松本啓二朗(早稲田大→横浜)
289試合:打率.235/7本塁打/45打点/5盗塁
【2009年】
★長野久義(Honda→巨人)
959試合:打率.289/108本塁打/402打点/84盗塁
★荻野貴司(トヨタ自動車→ロッテ)
425試合:打率.268/14本塁打/109打点/127盗塁
【2010年】
★伊志嶺翔大(東海大→ロッテ)
378試合:打率.248/6本塁打/53打点/54盗塁
★後藤駿太(前橋商高→オリックス)
546試合:打率.222/11本塁打/83打点/20盗塁
(※登録名:駿太)
【2011年】
★川上竜平(光星学院高→ヤクルト)
1軍出場なし
(※10月1日に戦力外通告)
★伊藤隼太(慶應義塾大→阪神)
196試合:打率.234/7本塁打/37打点/1盗塁
【2012年】
★高橋大樹(龍谷大平安高→広島)
2試合:打率.000/0本塁打/0打点/0盗塁
【2014年】
★野間峻祥(中部学院大→広島)
148試合:打率.247/1本塁打/11打点/9盗塁
【2015年】
★高山俊(明治大→阪神)
134試合:打率.275/8本塁打/65打点/5盗塁
★吉田正尚(青山学院大→オリックス)
63試合:打率.290/10本塁打/34打点/0盗塁
★オコエ瑠偉(関東一高→楽天)
51試合:打率.185/1本塁打/6打点/4盗塁
第1回ドラフトで初の外野手1位指名となった長池徳二(徳士)をはじめ、高田繁、山本浩司(浩二)、谷沢健一、田尾安志、栗橋茂、高橋由伸など、錚々たる面々がそろう。
井上弘昭や西田真二、町田公二郎、藤波行雄、中村豊、サブローらも「いぶし銀」の味がたっぷり。現役選手を見てもこれから成長が期待される若手は別として、一線級の活躍をしている選手が多い印象だ。
入団当初に「三塁手と育てる」と名言されていた中田翔もドラフト時には外野手としての指名だった。
当たり外れの面では、当然ながら期待外れに終わった選手もいるが、安定度は抜群といってもいいだろう。
先述の通り、昨年は3人がドラ1となった外野手勢。外野手ドラ1マニアとしては、今年も期待したいところだが、今年のドラフトは投手が大豊作で上位候補の中に外野手の名前は挙がっていない。
しかし、ドラフトは来年以降も続く。身体能力が抜群の外野手が数多く登場し、外野手のプライオリティーが高まっている今、次なる「外野手ドラ1」は誰か、そして現役の「外野手ドラ1」が活躍するのか、ニッチな視点で追い続けていきたい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)