日本プロ野球創生期は、現在のペナントレース様式ではなく、トーナメント戦や1回戦総当たり制のリーグ戦で行われていた。この年の大会第6日目、タイガース対セネタース戦の5回、タイガースの2番打者・藤井勇がセンター前へクリーンヒット。打球は中堅手の横を抜けて外野フェンスまで到達。その間に藤井はダイヤモンドを一周して一気にホームイン。なんとこれが、日本プロ野球第1号ホームランとなったのだ。