レースの基準となるポイントの算出法は以下の通り。ほとんどの年でこのポイント最上位の選手が新人王に輝いている。
■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント
■先発投手
(投球回数×1ポイント)+(勝利数×10ポイント)
※投球回数は1/3回、2/3回は切り下げ
■救援投手
(登板数+ホールド数+セーブ数)×2ポイント
■1位
京田陽太(中日)
内野手/1年目
31試合:打率.221(104打数23安打)/1本塁打/7打点/2盗塁
31塁打+4四死球+2盗塁=37ポイント
■2位
西川龍馬(広島)
内野手/2年目
12試合:打率.391(23打数9安打)/2本塁打/7打点/0盗塁
20塁打+2四死球+0盗塁=22ポイント
■3位
糸原健斗(阪神)
内野手/1年目)
21試合:打率.135(37打数5安打)0本塁打/3打点/0盗塁
7塁打+7四死球+0盗塁=14ポイント
スタメンに定着した京田陽太(中日)が1位をキープしたが、西川龍馬(広島)が猛追中。広島内野陣の層が厚く打席こそ少ないが、数字の迫力は京田を上回る。菊池涼介、田中広輔、安部友裕の3枚内野陣に割って入れることができれば、面白い存在になりそうだ。
■1位
?口遥大(DeNA)
投手/1年目
6試合:2勝2敗/防御率3.55/投球回33
33投球回+2勝=53ポイント
■2位
加藤拓也(広島)
投手/1年目
5試合:1勝3敗/防御率3.81/投球回28.1
投球回28+1勝=38ポイント
■3位
床田寛樹(広島)
投手/1年目
3試合:1勝1敗/防御率5.19/投球回17.1
投球回17+1勝=27ポイント
2位の加藤拓也と3位の床田寛樹(ともに広島)が相次いで2軍に降格し、開幕からのローテに残るのは?口遥大(DeNA)のみ。その?口も現在2連敗中でお疲れモード。巻き返しからの独走を狙いたい。
■1位
三ツ間卓也(中日)
投手/2年目
19試合:2勝1敗/9ホールド/防御率2.08
19試合+9ホールド=56ポイント
■2位
池田駿(巨人)
投手/1年目
13試合:0勝1敗/1ホールド/防御率2.70
13試合+1ホールド=28ポイント
■3位
佐藤優(中日)
投手/2年目
10試合:1勝0敗/2ホールド/防御率0.87
10試合+2ホールド=24ポイント
セットアッパーに定着したのは三ツ間卓也(中日)。野手、先発ともに飛び抜けたルーキーのいないセ・リーグ。このままいけば、久々のリリーフ投手の新人王戴冠もあるかもしれない。あとはチームがリードした終盤をどれだけ作れるか。やはり最後は登板数、ホールド数がモノをいう。
(成績は5月9日時点)
文=落合初春(おちあい・もとはる)