《プロ野球コスパランキング》投手編・年俸から1セーブあたりの金額を割り出してみた【ベスト10】
《投手編・1セーブの値段ベスト10》
1位 山?康晃(横)468,750円
32S 推定年棒1500万円
2位 中?翔太(広)833,333円
21S 推定年棒1750万円
3位 松井裕樹(楽)1,000,000円
25S 推定年棒2500万円
4位 ?橋朋己(西)1,590,909円
22S 推定年棒3500万円
5位 澤村拓一(巨)1,777,778円
27S 推定年棒4800万円
6位 西野勇士(ロ)2,142,857円
28S 推定年棒6000万円
7位 福谷浩司(中)2,368,421円
19S 推定年棒4500万円
8位 サファテ(ソ)3,030,303円
33S 推定年棒1億円
9位 田島慎二(中)3,500,000円
8S 推定年棒2800万円
10位 増井浩俊(日)3,529,412円
34S 推定年棒1億2000万円
金額だけでは推し量れない!優勝争いするクローザーたちのコスパに注目
8月23日には32セーブ目を記録し、年間新人記録を塗り替えたDeNAの山?康晃が、セーブ部門でのベストコスパ1位となった。今季前半のチーム躍進の立役者のひとりであることは異論がないだろう。
しかし、9月4日の巨人戦では、9回に連打を浴び2失点。初のセーブ機会失敗となってしまった。中畑監督はしばらく休ませることを明言したが、華々しい活躍を見せたリリーバーが、あっという間に表舞台から姿を消した例は、過去に数え切れないほどある。山?が元気に復活してくることを待ちたい。
ランク外では、ヤクルトのバーネットと阪神の呉昇桓の両外国人クローザーにも触れておこう。
バーネットは、8月までで31セーブを記録し、1セーブあたり600万円。9月に入っても2日、4日とセーブを挙げたが、5日の広島戦では4失点で今季初の黒星を喫した。しかし、この試合前までの防御率は0.53。いかに安定していたかがわかる。
呉昇桓も8月までで38セーブと好成績。年俸は3億円と高いため1セーブあたりは約789万円となるが、チームに欠かせない存在だ。9月4日の中日戦では9回を3人でピシャリと封じ、早くも昨季の39セーブと並んだ。
両投手とも優勝争いの渦中にいるチームのクローザーで、心身に掛かる負荷は想像を絶するものがあるはず。そこでこれだけの結果を残していることは、数字以上のコストパフォーマンス評価をすべきかもしれない(年俸は推定。成績はすべて8月31日現在まで)。
※次回は奪三振のコスパを検証します!
■ライター・プロフィール
藤山 剣/1970年生まれ。元高校球児(軟式)。出版社勤務を経てフリーに。多くの野球関連の書籍や雑誌の制作だけでなく、他に情報誌や競馬誌にも携わる。
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