《実践野球!弱点克服マニュアル》その他A 試合になると緊張して力が出せません
野球太郎の姉妹誌「中学野球太郎」が取材した強豪校のトレーニング術や問題解決方法などを掲載する新コーナー。子供たちに野球を教える指導者だけでなく、草野球ファンの方も必見!
内容は雑誌「中学野球太郎」Vol.5(2014年9月22日発行)のダイジェスト版です。
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そのままいくと……
練習ではいつも通りできるのに試合になると緊張してしまう。打席に入ると足はガクガク、心臓バクバク。守備でも脈が速くなり、ボールが飛んでくると息が止まってしまう。そんな選手はいないだろうか? その状態ではキミの真の実力は発揮できない。練習ではできるのに試合ではできない「練習番長」になってしまう危険大だ!
最大の原因
本番を想定した練習ができていない!
解決方法
練習のときに試合と同じ緊張感を持とう!
(中学野球太郎編集部)
中学生のみならず、野球人に多いのがこの悩みだ。選手のみならず指導者も悩んでいるケースが多い。
しかし、いくらあがり症の選手でも練習のときから「本番」を想定して練習していくことで、緊張になれることは可能だ。打席に入るとガクガクとヒザが震えてしまうという症状であれば、練習でも同じ状態がでるだろうか?
難しいことだと思うが、練習から自分を「緊張状態」に追い込むことで、緊張に慣れていくことは可能だ。
また、プラスの声かけで緊張をほぐしていくという方法もある。前向きな声を出すことによって、自分自身もリラックスできる。「仲間の緊張をほぐしてやる!」くらいの気持ちで声を出すと、自分の筋肉もほぐれてくるだろう。
またルーティーンという言葉を知っているだろうか? これは「習慣」という意味だ。イチローが打席に入るときの素振りやバットを立てる動きがこれに当てはまる。毎回、同じ動きをすることで、緊張はほぐれ、「いつも通り」の意識を持つことができる。
いろいろな選手やチームのルーティーンに注目し、試していくことも緊張を解くカギになるだろう。
キミは打席に入るとき、どんな心境だろうか?
イラスト アカハナドラゴン
文 大利実 落合初春
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