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黒い鷲軍団、勝率10割! 楽天2度目の栄冠は『BLACK EAGLES DAY』でガッチリ!

楽天・則本昂大は「BLACK EAGLES DAY」4回目の開催となった6月8日DeNA戦で日本記録となる8試合連続2ケタ奪三振を記録した

 今シーズンも各球団が趣向を凝らした特別ユニフォームで戦う試合が増えている。パ・リーグの首位を走る楽天も『BLACK EAGLES DAY』と銘打ったイベントを開催。球団史上初の黒を基調にしたデザインのユニフォームで、8月20日のソフトバンク戦まで計9試合を戦うことになっている。

仙台の英雄・伊達政宗を連想させる、球団史上初の黒のユニフォーム


 球団公式サイトを見ると『BLACK EAGLES』コンセプトはこう記されている。

「黒は古来より強さ、力の象徴であり、力強さを表現している。袖には鷲のワッペンを付け、力強いイーグルスが勝利を掴み取ることへの願いを込めている」

 確かに黒は古来より力の象徴だった。と同時に、杜の都・仙台の象徴の一つでもある。

 このブラックユニを見て「黒漆塗五枚胴具足」を連想したファンも多いはずだ。

 独眼竜の戦国大名、仙台藩主・伊達政宗所有と伝えられるそれは、映画『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのモチーフになったと言われるほど、あまりにも有名な黒の甲冑である。

初優勝のあの夏は「TOHOKU GREEN」で駆け抜けた!


 楽天の特別ユニフォームといえば、2013年の『TOHOKU GREEN』だ。「東北の緑が変わることなく、美しくあり続けることへの願い」が込められた常盤色のユニフォームに袖を通し、夏場の優勝戦線の17試合を10勝6敗1分で駆け抜けた。

 『TOHOKU GREEN』はとにかく記憶に残る好ゲームの目白押しだった。

 斉藤和巳(元ソフトバンク)が保持していた開幕15連勝のNPB記録を、田中将大が「16」に塗り替えた試合は、その最中に行われた。また、則本昂大は新人10勝到達。4点差からの逆転勝利は3試合を数えるなど、ファンの脳裏で優勝と常盤色は今なお力強く結びついている。


2度目の優勝は『BLACK EAGLES』でガッチリ!


 2度目の栄冠を目指す今シーズンも『BLACK EAGLES』で目下躍進中。ここまでこのユニフォームを着た試合は4戦全勝と首位の座を支える起爆剤になっている。

 その4試合を振り返ってみる。開幕12試合で10勝に到達した4月16日の日本ハム戦は3点差を追う苦しい展開だった。しかし、粘り強く点を返して同点に追いつき、延長11回に聖澤諒がサヨナラ打。5月10日のロッテ戦はエースの則本が12奪三振の完封勝利。球数はわずか100球だった。

 大勝した5月28日西武戦は27,314人の本拠地最多観客動員記録を達成。6月8日DeNA戦は則本がメジャー記録に並ぶ8試合連続の2ケタ奪三振を成し遂げた。節目の10個目の三振を4番・筒香嘉智から「真っすぐ見逃し」で奪ったあの試合だ。


ライバルのソフトバンク戦も2試合含まれる今後の日程


 『BLACK EAGLES DAY』は今後、下記の5試合が予定されている。

7月2日(日):ソフトバンク戦
7月22日(土):オリックス戦
8月6日(日):ロッテ戦
8月9日(水):日本ハム戦
8月20日(日):ソフトバンク戦

 7月22日、8月6日、8月9日は、当日の観戦チケットを持つ観客に「BLACK EAGLESユニフォーム」がプレゼントされるファンサービスも。今夏の思い出をKoboパーク宮城で作ってみてはいかがだろうか?

(※『BLACK EAGLES DAY』の詳細は球団公式サイトをご覧ください)


文=柴川友次
NHK大河ドラマ「真田丸」で盛り上がった信州上田に在住。「ID野球」を掲げたノムさんに感化され、あの夏の熱投からプロ入りした田中将大選手の成長に心を奪われ、山崎武司選手の超弾道に目を丸くし、鉄平選手の快音に喝采を送り、憲史選手の滴り落ちる大粒の汗に一生懸命さの美しさを感じ、楽天が好きになりました。Twitterアカウントは@eagleshibakawa

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