世界に誇るボールパークを目指して作られたKoboスタ宮城の「スマイルグリコパーク」。
その象徴といえる観覧車のゴンドラにホームランをぶち当てると、三木谷オーナーがポケットマネーで「楽天スーパーポイント」を100万円分プレゼントしてくれるそう。
実際に当てるためには飛距離にして170メートルが必要ということだが、そのシーンを見られる日が待ち遠しい。
Koboスタ宮城の観覧車直撃弾の賞品と似ているが、ヨドバシカメラも自社のポイントを賞品にしている。
この賞品のおもしろいところは、当てた打者だけでなくボールを拾ったファンにもポイントが進呈される点。
ただし常時設置の看板ではなく表示切り替え式のビジョンに映し出されるものなので、映っている時に当てないと当然賞品もなし。
「東京に、家を持とう。」というキャッチフレーズを掲げている住宅メーカー、オープンハウス。それだけに看板直撃弾の賞品も「東京の家」というふさわしいものとなっている。
しかし、気になるのは肝心の看板の場所。バックスクリーンの上部、時計の横に設置されているので、180メートルは飛ばさないと当たらないとされている。
さすがのバレンティンも「ノーチャンス(笑)」とあきらめムードのようだが、対象となるのはヤクルトの選手だけ。期間も今のところ今シーズン終了までとなっているので、奇跡の一撃に期待したい。
今回紹介した3つの賞品は、インパクトがとても大きいので、参考にする企業もありそうだ。
個人的には自動車メーカーの看板なら「クルマ1台」、大学なら「選手の子どもが合格した時に授業料免除」、電力会社やガス会社なら「1年間使い放題」などがあってもいいのではと思う。
選手がうれしいかどうかはさておき、だが……。
文=森田真悟(もりた・しんご)