Xデーはこの日か!?
1936年5月4日に藤井勇(大阪)が甲子園で第1号(ランニングホームランだった)を放って以来、今年の9月3日までに9万9824本のホームランが飛び出しており、歴史的な区切りとなる10万本までは残り176本。
果たして、いつごろ10万号が達成されるのだろうか。今季は9月3日までにセ・パ両リーグで723試合を消化し、トータルの本塁打数は1270本。1試合あたり約1.76本塁打というペースできており、このままいくとするなら、あと100試合で10万本に到達する計算となる。
今後の日程が予定通り進めば、9月26日のカード終了時点で98試合が消化される。となると、待望の「Xデー」は翌9月27日だ。
27日は、巨人対ヤクルト、オリックス対日本ハム、ソフトバンク対ロッテの3試合が組まれている。阿部慎之助(巨人)、バレンティン(ヤクルト)、T-岡田(オリックス)、レアード(日本ハム)、柳田悠岐(ソフトバンク)、デスパイネ(ソフトバンク)あたりが「10万号」の有力候補となってきそうだ。
ちなみに、9万5000号は松田宣浩(ソフトバンク)が2014年5月13日にQVCマリンフィールド(現ZOZOマリンスタジアム)で放っている。もちろん、一発のある松田も候補のひとりだ。
10万号を打った選手には、賞金として10万円……ではなく100万円が贈られるという。
各球団の本塁打数は?
なお、球団別の通算本塁打数は以下のようになっている(前身球団での数字も含む)。
巨人:9990本塁打
西武:8767本塁打
中日:8562本塁打
ソフトバンク:8410本塁打
オリックス:8224本塁打
広島:8089本塁打
阪神:7833本塁打
日本ハム:7806本塁打
ヤクルト:7671本塁打
ロッテ:7554本塁打
DeNA:7492本塁打
楽天:1145本塁打
前述の10万号もすごい数字だが、ご覧の通り、巨人のチーム本塁打も9月3日終了時点で9990本と大台に超接近している。今季の巨人の本塁打は、121試合で95本。1試合あたり約0.79本の本塁打が放たれている。このペースでいけば、あと12、13試合で大台に到達する計算となる。
12試合目なら9月19日の中日戦(ナゴヤドーム)、13試合目なら翌20日の阪神戦(甲子園)となるが、できれば9月16、17日に本拠地・東京ドームで行われるDeNA戦あたりに決めておきたいところだろう。10万号の節目とともに、こちらの記録達成も楽しみだ。
(成績は9月3日現在)
文=藤山剣(ふじやま・けん)