ドキッ!!バッセン言ってはならないその一言の巻/第46打席
今回で第46弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
せめて息子が中学にあがるまでは隠し通したかったこの事実。
中学生にもなれば、「いい選手が必ずしも、いい指導者になるとは限らない」という定説を、どこかで耳にする機会が増えてくるからである。
しかし、小学生の息子にとっては違う。
「なんの実績もないお父さんに、僕を指導する資格なんてあるの?」
こうである。そして、思わぬ窮地に立たされたお父さんの口から出たまさかの一言。
「敏行おじさんは嘘つきなんだ!!」
鬼の様な形相で怒鳴る父を目の当たりにした息子は思わず…
「ご、ごめんなさい!!!!」
この理不尽極まりない光景こそまさしく、体育会系の真骨頂である。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!
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