甲子園球場を持つ阪神に対し、同じ関西圏の私鉄でライバル関係にあった阪急は、負けない球場を作ろうと、1937年(昭和12年)5月に西宮球場を完成させた。シカゴのリグレー・フィールドをモデルとした日本初の二層式スタンド、しかも全面天然芝。そして、1966(昭和41)年の2月10日には、電光スクリーンと雨天練習場をも作ったのである。ただ、老朽化もあって現在は取り壊され、跡地はショッピングモールとなっている。