巨人、西鉄、大洋、ヤクルト、近鉄と5球団で采配を振るった名将・三原脩監督。大洋時代にはこんな采配もみせた。川崎球場の大洋対中日戦では、スタメンに7人もの当て馬を起用。先発メンバーは試合が始まると同時に、7人も入れ替え、最初のメンバーから残ったのは投手の秋山登と、近藤和彦の2人だけ。この作戦が功を奏したのか、大洋は3対2で中日に勝利。三原マジックともてはやされたのだった。