【山梨・野手編】ドラフト関連度 B
全国屈指の東海大甲府打線
東海大甲府打線の破壊力は全国屈指だろう。昨夏甲子園でも活躍しプロ注目の渡邉諒。中距離打者ながら本塁打は40本を超え、遠投120メートルの強肩と柔らかいグラブさばき、走攻守ともに超高校級だ。1番打者、主将としてもチームを牽引する。山本瞬は、柔らかいバットコントロールで左右に打ち分け、打率.450を超える。秋山晃基は強靭な下半身と的確なミート力で長打率が高い。高橋亮太はチーム1の積極性と背筋力200キロ超のパワーある打撃で、チームに勢いと勇気を与える。2年生の望月大輝は気持ちが強く、積極的な打撃と脚力を生かして一つ先の塁を奪う。
山梨学院大付の安並大輔は、不動の1番打者として変化球も苦にせず安打を量産する。選球眼もよく出塁が高い。出塁するとスピードある脚力を生かし、ダイヤモンドをかき回す。得点圏打率.400超の主将・大下拓馬は、状況に応じた判断力に優れ長短技ありの打撃が見事。日川の広瀬克弥は、堅実な守備と判断力でピンチを救い、打っては1番打者として好機を演出。主砲の山形勝一は、軸がぶれない鋭いスイングで長打力が魅力。怪力ならぬ“甲斐力”として恐れられている。
甲府城西の宇佐美律哉は171センチと小柄ながら、ずば抜けた体幹力を生かし本塁打40本を超え、チーム1の打点を稼ぐ。田中遼太郎も小柄だが、シュアな打撃と守備範囲の広さに非凡さを感じる。富士河口湖の渡辺貴洋のファイト溢れる攻守にも期待したい。
【注目選手】渡邉諒(東海大甲府)