■有原航平(2015年)
8勝6敗/防御率4.79
ルーキーイヤー(2015年)の序盤はケガのために出遅れたものの、5月に1軍入りするとパ・リーグの新人投手のなかで一番乗りの初勝利。そのまま着実に白星を重ねた。
今季はなかなか勝てない時期もあったが、大谷翔平が本調子でなかったシーズン序盤に抜群の安定感でチームを上昇気流に乗せた。
■榊原諒(2010年)
10勝1敗/6ホールド/防御率2.63
プロ2年目の2010年に中継ぎで頭角を現す。ロングリリーフを中心としながら驚異の10勝を挙げた。
翌年以降もリリーバーとして活躍したが、ケガなどで登板機会が減少。2013年オフにオリックスに移籍して、2015年に現役引退。
■八木智哉(2006年)
12勝8敗/防御率2.48
ルーキーイヤー(2006年)にダルビッシュ有(現・レンジャーズ)との二枚看板でチームの日本一に大きく貢献。
2013年に大型トレードで糸井嘉男(現・阪神)とともにオリックスへ移籍。翌年に戦力外通告を受けるが、トライアウトを経て中日に入団して現役続行中。
■正田樹(2002年)
9勝11敗/防御率3.45
プロ3年目の2002年にブレイクしたものの、NPBではこのシーズン以外に目立った活躍はできなかった。
2007年以降は阪神、興農ブルズ(台湾)、レッドソックス(米マイナー契約)、新潟アルビレックスBC(BCリーグ)、ヤクルト、ラミー
ゴ・モンキーズ(台湾)、愛媛マンダリンパイレーツ(四国アイランドリーグplus)と様々な球団を渡り歩き、現在も現役続行中!
■金子誠(1996年)
打率.261/4本塁打/33打点
プロ3年目の1996年に二塁のレギュラーとなり、当時リーグ最多の38犠打を記録。以来、「日本ハム一筋21年」のチームの顔となる。
2014年の現役引退後はチーム統轄本部特命コーチを経て、現在は1軍打撃コーチとして金子イズムを選手に注入している。
■二村忠美(1983年)
打率.282/13本塁打/35打点
1983年のルーキーイヤーから4年連続で2ケタ本塁打を記録した好外野手。1990年に大洋へ移籍した後に、再び日本ハムに復帰する。
1993年の現役引退後は、プロ野球マスターズリーグの福岡ドンタクズに所属(現在リーグ活動は休止)。
■木田勇(1980年)
22勝8敗/4セーブ/防御率2.28
ルーキーイヤーの1980年から最多勝、最優秀防御率、最高勝率とタイトルを総ナメ。新人王に加えて、史上初めて新人選手としてMVPも受賞した。
日本ハム退団後は大洋、中日に移籍。1990年の現役引退後は、2007年、2008年と信濃グランセローズ(BCリーグ)の監督として指揮を執った。
文=サトウタカシ (さとう・たかし)