川崎球場で行われた大洋戦で国鉄のエース・金田正一が勝利を収め、連続20勝の記録を14年に伸ばした。プロ入り2年目から続いた記録はこの翌年に止まってしまったが、プロ通算20年で挙げた勝利数は歴代1位となる400。晴れの日も雨の日も先発でも救援でも、とにかく投げ抜いた大投手は「絶対に利き腕を冷やさない」「日常生活で左手を使わない」など、並外れたコンディショニングを行っていた。