【香川・野手編】ドラフト関連度C
適材適所で生きる選手たち
抜群の打撃センスを持つ三好大輝(三本松)。その能力の高さは誰もが認めるところで、今や四国を代表する存在にまで成長した。
そんな三好よりも一回り大きく見えるのが、末包昇太(高松商・2年)や井上翼(大手前高松)。いずれも185センチ90キロ台の巨体だが、動きは俊敏。中でも井上の三塁線の捕球から一塁へのスローイングまでの滑らかな動きには、大器の予感すら感じる。
また、遊撃手から二塁手に転じた林太一(大手前高松)は足、捕手から外野手に戻る黒原佑太(高松商)は肩、といったようにコンバートにより本来の特長が生きるようになった選手も目につく。昨夏の甲子園で4番・左翼手として3安打を放った山本祐司(香川西)は現在遊撃手に挑戦中だが、この流れに乗ることができるか。
最後にもう一人、驚異的なデータを紹介したい。昨秋からの公式戦5試合で通算19打数13安打、打率.684。恐ろしいまでの大当たりを続けている遊撃手は三木康広(観音寺一)。土井由喜監督も「実戦に強い」と話す安打製造機にも注目だ。
【注目選手】篠原卓吾(尽誠学園)