【防御率】
1位:ジョンソン(広島)=2.15
2位:メッセンジャー(阪神)=3.01
【勝利数】
1位:ジョンソン(広島)=15勝
2位:メッセンジャー(阪神)=12勝
3位:マシソン(巨人)=8勝
4位:ヘーゲンス(広島)=7勝
5位:ルーキ(ヤクルト)=6勝
5位:バルデス(中日)=6勝
5位:ジョーダン(中日)=6勝
【勝率(13勝以上)】
1位:ジョンソン(広島)=.682
2位:メッセンジャー(阪神)=.522
【セーブ】
1位:マテオ(阪神)=20セーブ
2位:オンドルセク(ヤクルト)=11セーブ
3位:ドリス(阪神)=8セーブ
4位:マシソン(巨人)=1セーブ
【ホールドポイント】
1位:マシソン(巨人)=49ホールドポイント
2位:ジャクソン(広島)=42ホールドポイント
3位:ルーキ(ヤクルト)=39ホールドポイント
4位:ヘーゲンス(広島)=24ホールドポイント
5位:ドリス(阪神)=12ホールドポイント
【奪三振】
1位:メッセンジャー(阪神)=177個
2位:ジョンソン(広島)=:141個
3位:ジョーダン(中日)=108個
4位:バルデス(中日)=103個
5位:マシソン(巨人)=98個
セ・リーグではジョンソンが安定した成績で沢村賞を獲得したが、各種タイトルはマシソンが最優秀中継ぎを獲得したのみ。とくに先発は、ジョンソンとメッセンジャーという実績ある両投手以外は規定投球回到達者はなし。ニューフェイスの出現はなかった。
また広島、阪神、ヤクルトは助っ人の2枠をリリーフに当てる布陣を敷いた。マシソン、ジャクソン、ルーキはそのままセ・リーグ全体の「ホールドポイント」1〜3位を独占。連投できるスタミナのあるリリーフ助っ人がセ界を席巻した。
来日1年目では阪神のマテオ、ドリス、サターホワイトの助っ人3投手がリリーフで優秀な成績を残した。野手獲りに難がある阪神だが、リリーフ投手の目利きは抜群だ。
【防御率】
1位:スタンリッジ(ロッテ)=3.56
2位:ディクソン(オリックス)=4.36
【勝利】
1位:ディクソン(オリックス)=9勝
2位:スタンリッジ(ロッテ)=8勝
2位:バース(日本ハム)=8勝
4位:バンデンハーク(ソフトバンク)=7勝
4位:メンドーサ(日本ハム)=7勝
【勝率(13勝以上)】
該当者なし
【セーブ】
1位:サファテ(ソフトバンク)=43セーブ
2位:マーティン(日本ハム)=21セーブ
3位:コーディエ(オリックス)=2セーブ
4位:スアレス(ソフトバンク)=1セーブ
【ホールドポイント】
1位:ミコライオ(楽天)=28ホールドポイント
1位:スアレス(ソフトバンク)=28ホールドポイント
3位:マーティン(日本ハム)=21ホールドポイント
4位:サファテ(ソフトバンク)=8ホールドポイント
4位:バース(日本ハム)=8ホールドポイント
【奪三振】
1位:ディクソン(オリックス)=139個
2位:スタンリッジ(ロッテ)=99個
3位:バンデンハーク(ソフトバンク)=92個
4位:メンドーサ(日本ハム)=77個
5位:サファテ(ソフトバンク)=73個
パ・リーグでも助っ人投手は後ろに重きが置かれた。規定投球回到達はディクソンとスタンリッジのみ。そのほかの先発もバンデンハーク、メンドーサぐらいしか目立った戦力はおらず、後ろを任される助っ人が多かった。
とくに抑えはセーブ王を獲得したサファテと、シーズン途中から抑えに転向したマーティンがすばらしい成績を残し、リーグ2強の守護神となった。
スアレス、バースなどの新顔も結局はリリーフ起用。ミコライオの復活もあり、ある程度、助っ人投手は飽和状態だ。
来季の注目は先発・リリーフともに助っ人補強を目指したが、「数打てど当たず」に終わった西武や、兵役のため帰国したイ・デウンの穴埋めを目指すロッテに限定されてくるだろう。
文=落合初春(おちあい・もとはる)