■開幕スタメン
1(遊撃):田中広輔
2(二塁):菊池涼介
3(中堅):丸佳浩
4(一塁):新井貴浩
5(左翼):松山竜平
6(右翼):鈴木誠也
7(三塁):安部友裕
8(捕手):石原慶幸
9(投手):ジョンソン
今季の広島の強さを示す開幕オーダー。1番から3番の骨組みは今も変わらず、鈴木誠也が6番に入っていたことも、今となっては感慨深い。ちなみに鈴木は開幕戦で猛打賞を記録して、打順は5番に繰り上げ。4月下旬から8月下旬に離脱するまで4番を務めた。開幕スタメンの安部友裕の打撃開眼も大きかった。鈴木を除けば、開幕オーダーのままで今も戦える。連覇の秘訣はこれに尽きる。
1(左翼):高山俊
2(二塁):上本博紀
3(中堅):糸井嘉男
4(右翼):福留孝介
5(一塁):原口文仁
6(遊撃):北條史也
7(三塁):鳥谷敬
8(捕手):梅野隆太郎
9(投手):メッセンジャー
今春の阪神の目玉は高山俊、原口文仁、北條史也だった。現在は中谷将大や大山悠輔などに若虎の中心が移りつつあるが、この3人の奮起があれば、広島とも戦えたはず。俊介や大和を押しのけて、再度レギュラーに返り咲きを!
1(中堅):桑原将志
2(右翼):梶谷隆幸
3(一塁):ロペス
4(左翼):筒香嘉智
5(三塁):シリアコ
6(二塁):田中浩康
7(遊撃):倉本寿彦
8(捕手):戸柱恭孝
9(投手):石田健大
DeNAは3番・ロペスと4番・筒香嘉智と、現在とは打順の並びが逆だった。また、不動の5番になりつつある宮崎敏郎の名前はなし。開幕4試合目に5番・セカンドで今季初のスタメン出場を果たしている。ラミレス采配の特徴である「8番・投手」「9番・倉本」の並びは5月4日からの採用だった。
1(二塁):中井大介
2(中堅):立岡宗一郎
3(遊撃):坂本勇人
4(一塁):阿部慎之助
5(三塁):マギー
6(右翼):長野久義
7(左翼):岡本和真
8(捕手):小林誠司
9(投手):マイコラス
今思えば今季の巨人の“穴”が露呈した開幕オーダー。新加入の陽岱鋼がケガで出遅れ、中井大介と立岡宗一郎が1、2番を組んだが、なかなか機能せず。前半戦は二塁と左翼の選手起用に非常に苦しめられた。左翼で開幕スタメン抜擢の岡本和真も26打席のチャンスを与えられたのみで2軍降格。もう少し我慢すれば、左翼の穴は埋まっっていたかもしれない。
1(中堅):大島洋平
2(二塁):荒木雅博
3(三塁):ゲレーロ
4(一塁):ビシエド
5(右翼):平田良介
6(左翼):遠藤一星
7(遊撃):京田陽太
8(捕手):杉山翔大
9(投手):大野雄大
開幕時点では戦力はある程度まとまっていた。ルーキー・京田陽太を開幕スタメンに抜擢したことはチームに大きな財産を生んでいる。ただ、大野雄大の不調、ビシエド、大島洋平のケガなど、ここからの減算になってしまった。右肩痛で出遅れた福田永将が17本塁打と今季もプチブレイクを果たしたが、本来ならば開幕スタメンに入るべき存在。来季はこのメンバーに着実に上積みをして開幕を迎えたい。
1(遊撃):大引啓二
2(中堅):坂口智隆
3(二塁):山田哲人
4(左翼):バレンティン
5(右翼):雄平
6(一塁):畠山和洋
7(捕手):中村悠平
8(三塁):西浦直亨
9(投手):石川雅規
川端慎吾が椎間板ヘルニアの影響で全休になったが、開幕時点では打線の迫力はあった。ただ、畠山和洋が不調ののち、4月下旬に離脱。一時は4番を打つほど好調だった雄平も6月末に離脱。バレンティンも6月に約3週間離脱するなど、今年も減点方式の打線になってしまった。ケガさえなければ、広島打線も目じゃないはずなのだが……。
文=落合初春(おちあい・もとはる)