<大学通算>
通算102試合/打率.324/8本塁打/45打点
<主なタイトル>
2012年春、2013年秋、2014年春秋、2015年春秋(ベストナイン)
<大学通算>
通算83試合/打率.333/2本/22打点
<主なタイトル>
2015年秋(首位打者)
2014年秋、2015年秋(ベストナイン)
1年春からレギュラーをつかんだ高山は打撃三冠タイトルはないが、通算131安打で歴代記録を更新。重信は2年春からスタメンで、2度の打率4割到達。どちらも六大学のヒットメーカーであり、スター選手といえる成績だった。
果たして彼らはプロの世界でどれだけやれるのか!? 比較&目標として、大学時代の成績が近似する東京六大学出身スターのプロ1年目の成績を調べてみた。
★高山俊が目指したいのは……
<大学通算>
102試合/打率.325/23本/63打点
<主なタイトル>
1996年春(三冠王)
1994年秋、1996年春、1997年春秋(ベストナイン)
<プロ1年目成績/1998年>
126試合/打率.300/19本/75打点(515打席)
大学1年春からフルイニング出場。六大学の歴代通算本塁打数1位に輝く高橋はルーキーイヤーから大活躍。通算119安打も歴代6位で高山の打率とも近似しているが、高橋は長打力でも異次元。しかし、ポジティブに高山の成績を妄想するならば、このルーキーイヤーの成績をマックスにすると夢が広がるだろう。
<大学通算>
96試合/打率.333/11本/71打点
<主なタイトル>
2001年春(三冠王)
2003年秋(首位打者)
2001年春、2002年春秋、2003年春秋(ベストナイン)
<プロ1年目成績/2004年>
101試合/打率.251/3本/17打点(261打席)
六大学史上最年少で三冠王に輝き、早稲田大の4季連続リーグ優勝の主軸だった鳥谷。こちらも歴代9位の115安打を放っており、大学成績は高山と極めて近いものがある。しかし、ルーキーイヤーは準レギュラーで及第点の成績。同じ右投左打。まず高山はこの数字を超えてたいところだ。
ちなみに同じ阪神の伊藤隼太(慶應義塾大→阪神/2011年ドラフト1位)の初年度成績は22試合で打率.148。さすがにここは超えたい。
★重信慎之介が目指したいのは……
<大学通算>
58試合/打率.332/0本/20打点
<主なタイトル>
2002年秋(首位打者)
2002年春秋、2003年春(ベストナイン)
<プロ1年目成績/2004年>
10試合/打率.200/0本/0打点(16打席)
「早稲田の韋駄天」という点で、重信のポジティブな比較は青木が適任だろう。青木の1年目は主に2軍で出場。イースタンリーグでは打率.372で首位打者を獲得し、リーグ2位の21盗塁も記録している。巨人は外野の層も厚く、代走要員でも鈴木尚広が控える以上、重信の現実的なラインはココだろう。
ドラフト4位からいきなり素質を見せつけた青木同様、まずは2軍戦で好成績を収めたい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)