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《プロ野球コスパランキング》野手編・年俸から1打点あたりの金額を割り出してみた【ベスト10】

《野手編・1打点の値段ベスト10》
(8月31日現在の成績を反映)

1位 福田永将(中)295,455円
 22打点 推定年棒650万円

2位 中川大志(楽)300,000円
 21打点 推定年棒630万円

3位 岡大海(日) 323,077円
 26打点 推定年棒840万円

4位 森友哉(西) 351,852円
 54打点 推定年棒1,900万円

5位 新井貴浩(広)377,358円
 53打点 推定年棒2,000万円

6位 亀澤恭平(中)400,000円
 11打点 推定年棒440万円

7位 田村龍弘(ロ)420,000円
 30打点 推定年棒1,260万円

8位 近藤健介(日)428,571円
 42打点 推定年棒1,800万円

9位 鈴木誠也(広)450,000円
 20打点 推定年棒900万円

10位 西野真弘(オ)454,545円
 22打点 推定年棒1,000万円


伸び悩んでいた選手が良コスパも、より一層の奮起を!


 打点数から見るベストコスパランキングは、期待されながら伸び悩んでいた選手のワンツーとなった。

 福田永将は、横浜高校時代に主将としてセンバツ優勝を経験。ドラフト3位で入団しながら、なかなか1軍に定着できなかった。しかし9年目の今季はオープン戦から好調で、3、4月は打率.313で17打点。ただ、その後のスランプが長く、9月11日には今季2度目の2軍落ち。

 高卒7年目の中川大志も、昨年まではほとんど実績を残せていなかった選手。5月に1軍に昇格すると、6月半ばまでは打率3割をキープして19打点。4番に座るなどチームに貢献したが、こちらも徐々にバットが湿りがちになり2軍降格を経験。9月に1軍登録されたものの、13日までの4打席ですべて三振と、好調時には戻りきれていないようだ。


 この両選手の成績の下降に引きづられるようにチームも低迷。9月13日現在、中日、楽天ともに最下位にあえいでいある。2人には、春先の打撃を思い出し、チームを盛り上げていってほしいところだ。

ランク外では育成から這い上がった男の名が!


 ほか、7位の田村龍弘は意外と言っては失礼だが、8月末まで30打点をあげて、良コスパなところを見せている。打ちまくっている近藤健介と同じ位の打点コスパとは、もっと田村を褒めても良いだろう。


 ランク外では、巨人の堂上剛裕に触れておきたい。昨オフに中日を戦力外となり、巨人と育成契約を経て支配下登録。そのため年俸は650万円だが、打点は13を記録し、9月に入ってから代打で4打数4安打(今季の通算代打打率は3割超)と大事な場面での勝負強さが光っている。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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