第9回　リリーフカー

2013/3/18

ゲームがおこなわれているグラウンドの片隅、もしくは球場内部の別スペースに、“ブルペン”と呼ばれる場所があります。
そこには救援専門の投手たちがいて、各自の出番に備えています。
マウンド上の投手がピンチを迎えたり、疲れてボールの勢いが落ちた時だったり、
もしくは作戦上の理由で投手交代の判断が下されて、ブルペンにお呼びがかかります。
グラウンドまでの距離が長い球場にはリリーフカーが設置されており、指名された投手はそれに乗り込んで戦場へ向かうのです。


文・イラスト＝清水はるか（しみず・はるか）／元・高校球児の女性イラストレーター。都立高の硬式野球部出身。日本のプロ野球（主にパシフィックリーグ）が好きで、シーズン中は関東の球場に頻繁に出没。野球の絵本にチャレンジ中。
ブログ（http://mizuhalu.jugem.jp/）もやってます。