【四国地区】2013夏の高校野球ドラフト候補名鑑

2013/7/2

【四国地区】2013夏の高校野球ドラフト候補名鑑
灼熱のスタンドをさらに熱くさせる逸材をピックアップ！

三好 大輝　Daiki Miyoshi
三本松（香川・3年）
遊撃手／177cm77kg／右投左打
・プロ注目度…B
・体のキレ……B
・伸びしろ……B
・頭脳…………C
・将来性………B

☆着々と腕磨く中距離砲
1年夏の県大会では松本竜也（英明→巨人）から中越え三塁打を放ち、高校通算本塁打は現在30本を超える中距離砲。以前は変化球の対応力に優れる反面、ストレートに振り遅れる場面も見受けられた。だが今春、遊撃手にコンバートされたことで体の切れ味が増し、スイングスピードも一気に向上。自分の空間で打球をとらえる技術を手にした。
＜最大の武器＞
ヒットゾーンに乗せる技術
＜克服したい課題＞
守と足への意識（特に肩力）

土肥 星也　Seiya Dohi
尽誠学園（香川・3年）
投手／184cm71kg／左投左打
・プロ注目度…B
・体のキレ……B
・伸びしろ……B＋
・頭脳…………B
・将来性………B＋

☆最後に賭ける長身左腕
大阪・大東畷ボーイズからやってきた長身左腕。130キロ後半のクロスファイアーを終盤まで投げられる制球力が持ち味。ただし、この春はフィニッシュのバランスが悪く、たびたび痛打を浴びる場面も見られた。さらに四国大会直前には両足甲の疲労骨折で離脱。最後の夏こそは実家の名店「瀬戸内製麺710」をしのぐ美味しい内容と結果を残したい。
＜最大の武器＞
球速が落ちないストレート
＜克服したい課題＞
甘いと簡単に打たれる球質

塹江 敦哉　Atsuya Horie
高松北（香川・2年）
投手／177cm72kg／左投左打
・プロ注目度…B＋
・体のキレ……A
・伸びしろ……B＋
・頭脳…………B＋
・将来性………B＋

☆来年のプロ注候補左腕
今春、香川県大会で19回3分の1で19奪三振。「143キロ」表示をレクザムスタジアムに灯した2年生サウスポー。股関節を柔らかく使えて、相手打者を押し込む常時130キロ台後半のストレートに、急角度で曲がり落ちるスライダー。制球力とバランスには改善の余地が残るものの、素材自体は一級品。成長次第では一気に2014年ドラフト上位候補に浮上も。
＜最大の武器＞
荒々しいストレート
＜克服したい課題＞
能力を引き出すフォーム確立

板東 湧梧　Yugo Bando
鳴門（徳島・3年）
投手／180cm69kg／右投右打
・プロ注目度…C＋
・体のキレ……B
・伸びしろ……B＋
・頭脳…………A
・将来性………B＋

☆歓声渦巻く男前エース
四国で最も成長を遂げた右腕。かねてから定評のあった球種の多さを生かす制球力とスタミナを冬の練習で手に入れ、春季四国大会準決勝では今治西を6安打完封。今や鳴門の絶対的なエースとして君臨している。歌舞伎俳優系のマスクも魅力ながら、センバツ後も女性ファンからのファンレターは「1通も受け取っていません」と強く主張する硬派だ。
＜最大の武器＞
多彩な球種のコーナー制球
＜克服したい課題＞
ボールの重み

嘉陽 宗一郎　Shuichiro Kayo
松山聖陵（愛媛・3年）
投手／185cm70kg／右投右打
・プロ注目度…C＋
・体のキレ……B
・伸びしろ……A
・頭脳…………B
・将来性………B＋

☆一歩一歩前進する大器
沖縄尚学センバツ初優勝時の三塁手・荷川取秀明監督の指導を請うべく、沖縄から海を渡った大器。昨秋四国大会で自滅を招いたフォームバランスも、地道な左投げ練習、シャドーピッチングで劇的な改善を遂げ、今は最速140キロの球速以上にストレートの伸びが感じられるように。残るはメンタル面の強化と大舞台での場数。じっくり育てたい。
＜最大の武器＞
手足の長さを利した角度
＜克服したい課題＞
メンタル面強化と場数

市川 豪　Go Ichikawa
高知（高知・3年）
一塁手＆投手／180cm79kg／右投右打
・プロ注目度…C
・体のキレ……B
・伸びしろ……A
・頭脳…………C
・将来性………B

☆底の見えない潜在能力
「練習でも普通なら持つのがやっとの砂袋を抱えて急階段を片足で上がれる」（島田達二監督）という驚異の身体能力が持ち味。昨秋以降、地道な努力を覚えたことで才能が一気に開花し、センバツでは不振の和田恋を救う適時打と好走塁でベスト4進出に大きく貢献した。今後も「真摯さ」さえ忘れなければ、常識を覆す成長が期待できそうな大器だ。
＜最大の武器＞
あきれるほどの身体能力
＜克服したい課題＞
一層の努力継続

和田 恋　Ren Wada
高知（高知・3年）
遊撃手／179cm80kg／右投右打
・プロ注目度…B
・体のキレ……B
・伸びしろ……B
・頭脳…………B
・将来性………B

☆秋山級の打球放つ大砲
今春センバツ準決勝では安樂智大（済美）から左中間最深部へ大アーチを放った右のスラッガー。高校3年間で積み上げた本塁打は41本（5月25日現在）。とらえた際の打球の伸び、角度は全盛期の秋山幸二（ソフトバンク監督）を彷彿とさせる。最近はトップの作り方にも積極的に取り組み、市川豪と組む右のツインバズーカ砲完成を目指している。
＜最大の武器＞
左右双方向に難なく飛ばす
＜克服したい課題＞
トップの形作り