■二塁打
1位タイ:秋山翔吾(西武)/23本
1位タイ:柳田悠岐(ソフトバンク)/23本
1位タイ:浅村栄斗(西武)/23本
昨季は浅村栄斗(西武)が40本、秋山翔吾(西武)が32本、柳田悠岐(ソフトバンク)が31本で1〜3位を占めたが、今年も同じメンバーによる二塁打王争いが繰り広げられている。4位は21本の今宮健太(ソフトバンク)。昨季は22本でランキング外だったが、今季は二塁打を量産中。打撃開眼といってもいいだろう。
■三塁打
1位:源田壮亮(西武)/7本
2位タイ:岡島豪郎(楽天)/5本
2位タイ:駿太(オリックス)/5本
セ・リーグは京田陽太(中日)がトップだが、パ・リーグもなんとルーキーの源田壮亮(西武)が1位。足が生きている。
■塁打数
1位:秋山翔吾(西武)/217塁打
2位:柳田悠岐(ソフトバンク)/209塁打
3位:ウィーラー(楽天)/193塁打
昨季は浅村が284塁打でトップ、レアードが282塁打で2位だったが、今季は秋山がトップを快走。昨季11本だった本塁打数が20本にまで伸びていることも大きい。
■得点
1位:秋山翔吾(西武)/79得点
2位:柳田悠岐(ソフトバンク)/75得点
3位:源田壮亮(西武)/64得点
昨季から引き続き、秋山が1位を死守。3位には2番の源田。1、2番の生還力が西武の巻き返しのカギを握る。
■四球
1位:柳田悠岐(ソフトバンク)/72四球
2位:T-岡田(オリックス)/58四球
3位タイ:近藤健介(日本ハム)/56四球
3位タイ:秋山翔吾(西武)/56四球
1位は昨季と変わらず柳田。T-岡田(オリックス)も迫力を増して四球を稼いでいる。驚きは3位タイの近藤健介(日本ハム)。6月上旬からケガで欠場中にも関わらず、いまだに3位に入っている。
■死球
1位:鈴木大地(ロッテ)/11死球
2位:安達了一(オリックス)/9死球
3位:ウィーラー(楽天)/7死球
今季の“大当たり”は鈴木大地(ロッテ)。もともと踏み込むタイプだが、鈴木が抜ければチームはどうなることか……。くれぐれもケガには気をつけてほしい。
■犠打
1位:今宮健太(ソフトバンク)/33犠打
2位:中島卓也(日本ハム)/21犠打
3位タイ:嶋基宏(楽天)/20犠打
3位タイ:若月健矢(オリックス)/20犠打
昨季は中島卓也(日本ハム)が62犠打の圧倒的数字で戴冠したが、今年は打撃不振もあり、2013〜15年の犠打王・今宮が返り咲き。
■犠飛
1位:柳田悠岐(ソフトバンク)/7犠飛
2位:レアード(日本ハム)/6犠飛
3位タイ:岡島豪郎(楽天)/5犠飛
3位タイ:中村剛也(西武)/5犠飛
パ・リーグを代表する飛ばし屋が上位を固める。岡島豪郎(楽天)の渋みのあるバッティングにも注目。
■OPS
1位:柳田悠岐(ソフトバンク)/1.076
2位:秋山翔吾(西武)/.982
3位:ペゲーロ(楽天)/.926
OPS(長打率+出塁率)では柳田が両リーグ唯一の1.000超え。4位には茂木栄五郎(楽天)が.919で入り、楽天の上位打線のパワフルさを物語っている。
■登板数
1位:岩嵜翔(ソフトバンク)/50試合
2位タイ:シュリッター(西武)/47試合
2位タイ:森唯斗(ソフトバンク)/47試合
前半戦は楽天リリーフ陣が上位を占めたが、ソフトバンクリリーフ陣の奮闘が目立ちはじめた。最後まで息切れなく好調をキープできるか。
■完投数
1位:金子千尋(オリックス)/4完投
2位タイ:西勇輝(オリックス)/3完投
2位タイ:則本昂大(楽天)/3完投
Bクラスに沈むオリックスの2人が上位にランクイン。やはり金子千尋、西勇輝の奮闘なくして浮上はないだろう。
■QS数
1位:菊池雄星(西武)/17回
2位:岸孝之(楽天)/14回
3位タイ:東浜巨(ソフトバンク)/13回
3位タイ:美馬学(楽天)/13回
1位は一皮剥けた菊池雄星(西武)。18先発中17回、クオリティ・スタートを成功させる抜群の安定感。
■投球回数
1位:菊池雄星(西武)/127.2回
2位:金子千尋(オリックス)/122回
3位:東浜巨(ソフトバンク)/119.1回
最多投球回争いは混戦模様。ここ3年連続で最多投球回数に輝いた則本昂大(楽天)も6位(115回)でランキング射程圏内。
■WHIP
1位:菊池雄星(西武)/0.92
2位:岸孝之(楽天)/0.97
3位:美馬学(楽天)/1.02
1イニングあたりの平均許走者数を示すWHIP。ここでも菊池と岸孝之熾烈なトップ争い。
■K/BB
1位:菊池雄星(西武)/5.03
2位:則本昂大(楽天)/5.03
3位:岸孝之(楽天)/4.68
三振と与死球の比率を示すK/BB。ここも菊池の投球が光るランキングに。僅差に迫るは則本。2人の奪三振数、四球数も終盤戦の注目ポイントだ。
文=落合初春(おちあい・もとはる)