File.037台踏み上がり投げ
前足股関節に乗ってから回旋
■練習法/ヒザの高さよりもやや低い台の上に、前足を乗せた状態からのピッチング。投げ終わりでは、台の上に前足一本で立つ。
■狙い/「前足の股関節に体重を乗せてから、そこを基点に体を回旋(かいせん)させる。難しい言葉でいえば、並進(へいしん)運動を終えてから回旋運動が始まる。多くのピッチャーは、前足の股関節に乗る前に、体が回ってしまっているのです。これがいわゆる、『開きの早い』フォームといえます」(松島中・猿橋監督)
前足に乗る感覚が、高さのある台を使うことでわかりやすくなるそうだ。
また、「前足の股関節に乗るときには、前足を自分の体にグッと引き寄せるイメージが大切」ともいう。
■注意点/前足のヒザの角度に注意。90度よりも広めに取っておこう。90度より浅くなると、股関節ではなくヒザを使いやすくなってしまう。
▲前足のヒザを90度以上に開き、台に足を乗せる
▲前足の股関節に体重を乗せてから、体の回旋が始まる
▲投げ終わりでは、前足一本でバランスよく立つ
どんな練習か動画でチェック!
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