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球界最重量選手も! 回復具合が気になる2016開幕出場が危ぶまれるパ・リーグ選手たち


 前回はセ・リーグの開幕絶望&開幕微妙な選手を球団別に紹介した。

 今回はパ・リーグ編。各チームの布陣はどうなるのか!? 故障離脱中&調整中の主な選手をまとめた。

ソフトバンク


二保旭
(右ヒジ違和感・全治不明)

内川聖一
(左上腕骨大結節骨挫傷及び左肩腱板炎・軽症)

 前年覇者のソフトバンクはほぼ順調。しかし、昨年場面を問わずに44試合に登板した二保が無念の開幕アウト。13日に負傷した内川も開幕を目指すが、間に合ったとしてもぶっつけ本番になる可能性が高い。内川の経過次第ではいきなり打線の構想が崩れる危険も…。


日本ハム


石井裕也
(左大腿二頭筋肉離れ・調整中)

宮西尚生
(左ヒジクリーニング手術・調整中)

淺間大基
(腰痛・4月中旬復帰予定)

 日本ハムは大きなケガ人はいないものの、実績あるリリーフ陣の2人が調整遅れで開幕不透明。宮西は昨年左ヒジの手術を敢行した上、12月に転倒し、右手第5中骨を骨折する悪夢にも見舞われた。

 2年目の淺間も開幕スタメンもあっただけに痛い。順調に調整を進めて、今年もハツラツとしたプレーでファンに夢を見させてほしい。


ロッテ


伊藤義弘 (右ヒジ関節鏡視下手術・全治不明)

ナバーロ (銃弾所持によるペナルティ・5月復帰予定)

 くだんの銃弾所持騒動で出場停止処分が下されたナバーロを除けば、主力勢はほぼ誤算なし。しかし、小さなケガやチーム内でのインフルエンザの流行など、調整が遅れる要素もあり、万全とは言えない状況だ。

西武



(右ヒジ靭帯損傷・前半戦絶望)

 昨季イースタン最多の142.1回を投げ、最多勝を獲得した若手の成長株・誠が前半戦絶望の重症を負った以外は目立った負傷者なし。Aクラスへの巻き返しに視界は良好だ。


オリックス


比嘉幹貴 (右肩関節唇修復手術・調整中)

安達了一
(潰瘍性大腸炎・調整中)

 昨年はケガ人続出で前評判を裏切ったオリックス。今季はトレーナー陣を刷新し、順調にキャンプを乗り切った。昨年手術の比嘉と難病の安達の復帰が待ち望まれる。あとは現有戦力の調整に注目したい。


楽天


今江敏晃
(左ヒラメ筋炎・調整中)

アマダー
(三角線維軟骨複合体損傷・5月復帰予定)

 楽天では昨季のメキシカンリーグMVPのアマダーがさっそく負傷。NPB歴代最重量135キロのプレーはおあずけになりそうだ。また、キャンプからリハビリが続く今江も開幕出場は不透明。先日、ようやく実戦復帰を果たしたようだが、FA移籍に見合った活躍を見せたい。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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