1(一塁):三森大貴
2(中堅):釜元豪
3(二塁):牧原大成
4(右翼):吉村裕基
5(左翼):塚田正義
6(DH):黒瀬健太
7(三塁):茶谷健太
8(捕手):堀内汰門
9(遊撃):曽根海成
投手:千賀滉大
ソフトバンクは1軍開幕投手に内定している千賀滉大を3月16日の2軍開幕戦にも起用し、若鷹たちに気合を入れた。移動なしで、タマスタ筑後で実戦調整できたのもよかった。
牧原大成、吉村裕基、塚田正義の3人は実績十分。しかし、ここ数年は1軍に定着しきれていない。2軍では豪華なクリーンアップだが、シーズン中には1軍に食い込み、布陣を変えていきたい。
面白いのは高卒2年目の三森。昨季は二塁をメインに守ったが、抜群の身体能力が買われて、1軍の「1番・明石健志」のように1番・一塁で起用。ユーティリティー性を増して1軍への昇格機会をうかがう。
1(右翼):木村文紀
2(遊撃):永江恭平
3(捕手):岡田雅利
4(一塁):戸川大輔
5(左翼):愛斗
6(DH):坂田遼
7(中堅):斉藤彰吾
8(三塁):金子一輝
9(二塁):水口大地
投手:多和田真三郎
先発は多和田真三郎。開催がジャイアンツ球場だったこともあり、1軍ローテ入りに向けた調整になった。多和田が7回を無失点に抑えれば、リリーフではドラ1・齊藤大将が登場し、2回無失点。多和田に負けじと先発ローテ入りをアピールした。
木村文紀、坂田遼、斉藤彰吾が名を連ねるのは1軍の外野の層が厚くなった証拠。1軍では古巣復帰の松井稼頭央が42歳の年齢を感じさせない活躍を見せており、その煽りを食いそうだ。その後、1軍オープン戦では木村、愛斗が起用されており、最後の一枠を賭けた戦いになっている。
1(遊撃):山崎剛
2(二塁):吉持亮汰
3(DH):枡田慎太郎
4(中堅):フェルナンド
5(右翼):八百板卓丸
6(左翼):岩見雅紀
7(一塁):山田大樹
8(三塁):匠
9(捕手):堀内謙伍
投手:池田隆英
中軸にはフェルナンド、岩見雅紀と未来のスラッガー候補が並ぶ。注目は5番・八百板卓丸。昨年7月に支配下登録をつかみ、2軍戦105試合で打率.281をマーク。走攻守揃った21歳の若武者が成長を遂げている。高卒3年目の育成選手、山田大樹と匠にも期待。両者ともにパワフルな体格で隠れたスラッガー候補だ。
1(右翼):根本薫
2(二塁):坂本一将
3(左翼):小島脩平
4(三塁):縞田拓弥
5(一塁):園部聡
6(中堅):後藤駿太
7(DH):杉本裕太郎
8(捕手):若月健矢
9(遊撃):岡崎大輔
投手:アルバース
気になるのは若月健矢。昨季は伊藤光とともに1軍捕手の二枚看板だったが、オープン戦では伊藤がスタメンマスクを被り、二番手には伏見寅威が起用されている。花粉症との情報もあるが、巻き返しに期待したい。
後藤駿太は2月中旬にインフルエンザに罹患し、痛恨の出遅れ。1軍では宗佑磨の台頭もあり、押し出される形で2軍でくすぶっている。
今季2軍の注目は高卒2年目の根本薫。昨季の夏場から本格的に野手転向し、早くも1番で起用されている。
1(遊撃):難波侑平
2(二塁):石井一成
3(中堅):大田泰示
4(DH):高濱祐仁
5(三塁):太田賢吾
6(右翼):杉谷拳士
7(一塁):今井順之助
8(捕手):石川亮
9(左翼):姫野優也
投手:斎藤佑樹
日本ハムはファームらしい若手中心の開幕オーダー。ただ、大田泰示は松本剛、岡大海らに押されており、ここが正念場になりそう。先発を任された斎藤佑樹は5回2失点の粘りの投球を見せた。
1(中堅):加藤翔平
2(二塁):大木貴将
3(遊撃):大嶺翔太
4(左翼):角中勝也
5(捕手):金澤岳
6(三塁):安田尚憲
7(DH):宗接唯人
8(右翼):肘井竜蔵
9(一塁):高濱卓也
投手:佐々木千隼
ロッテはオープン戦で絶好調の加藤翔平を1番で起用。「謎の2軍降格」と騒がれたが、しっかりと4安打を放ち、1軍に復帰している。4番・角中勝也は腰痛での調整。現在は1軍に戻り、開幕に照準を合わせる。
ドラ1の安田尚憲は「6番・三塁」で納得の起用。焦らずしっかりと育成していく姿勢がうかがえる。
文=落合初春(おちあい・もとはる)