メジャーリーグでは大統領が始球式を行うのは珍しくないが、日本の総理大臣がプロ野球の始球式で登板したのは、1957(昭和32)年のセ・リーグ開幕試合、3月30日の巨人対国鉄戦での岸信介が初めて。その後、2013(平成25)年5月に行われた長嶋茂雄と松井秀喜国民栄誉賞の授与式では、式が終了後、松井が投げ捕手に原辰徳、打席に長嶋、審判に現役総理の安倍晋三という布陣で始球式風の記念セレモニーが行われている。なお、安倍は岸の孫にあたる。