まもなく8月を迎え、季節は夏真っ盛り。そして高校野球、都市対抗など、野球ファンにとってはたまらない期間に入ってきた。もちろんプロ野球も後半戦に突入し、ますます熱を帯びている。
7月28〜30日の巨人対DeNAは、28日が松山坊っちゃんスタジアム、29、30日が京セラドーム大阪で行われる。このうち、京セラドームで印象的な活躍を見せているのが亀井善行(巨人)だ。亀井は同球場において、過去5年間で5本のアーチを架けている。
もちろん、京セラドーム大阪を本拠地に置くオリックスの存在を忘れてはならない。そのオリックスは7月31日〜8月2日にわたり、「Bs夏の陣2015」と銘打って楽天を迎え撃つ。今年で7年目となる同イベントだが、毎年のように趣向を凝らしたユニフォームが話題を呼んでいる。
今回のコンセプトは“HIGH!”。「オレたちは世界に誇れるチームだ」という想いを乗せ、地球儀を模したユニフォームを選手・監督やコーチが着用。球場での配布はもちろん、ハイクラスユニフォームの売れ行きも好調のようで、ファンからの受けは良さそうだ。
ただ、ここ数年の「夏の陣」は負け越しが続いており、相手に返り討ちに遭っている状況。先立って行われた神戸での試合(7月5日ソフトバンク戦)も敗れている(7月4日の中止分は8月14日に延期予定)。今年は、イベントのモチーフとなった「大坂夏の陣」からちょうど400年。区切りの年にインパクトを残すことができるか、注目したい。
(文=加賀一輝)