【秋田・野手編】ドラフト関連度C
長距離砲が勢揃い
168センチと決して大きくはないが、センスを感じさせるのが秋田商の杉谷汰一だ。状況に応じた打撃ができ、前チームからのレギュラー。昨夏の甲子園でも3番を打っている。中央地区大会優勝も、県大会では明桜に初戦敗退。悔しさをバネにさらなる成長を遂げるだろう。
印象の強さでは能代松陽の山打大樹。181センチ105キロの立派な体格で3番を務める。5月時点で高校通算16本は意外に少ない? パワーもさることながら打撃技術に優れ、チーム打撃ができる。小学生時には柔道で秋田を制した経験もあり、漫画『ドカベン』の山田太郎を彷彿とさせる。
大館鳳鳴の五代儀圭輝は思い切りのいいスイングで長打力もあり、足もあるチームの柱。投手兼任の三塁手・野呂和弘はリストが強く打球スピードの速さは群を抜いている。パンチ力があり、左右に長距離を打てる本荘の4番・佐々木翔も注目株だ。横手の3番二塁手・大阪航平、5番遊撃手・高橋昴佑のクリーンアップ二遊間からも目が離せない。
十和田の1番・高田和樹は50メートル6秒0の俊足で、雄物川の1番・鈴木亮馬も出塁率が高い。大館工の1番・菅原拓馬、2番・斎藤翔の1・2番コンビは、ベンチからではなく互いにサインを出し合っている。
【注目選手】杉谷汰一(秋田商)