File.007バット2本素振り
スイング軌道を確かめる
■練習法/片手にそれぞれ1本ずつのバットを持って行う「2本素振り」。2本のバットがガチャンガチャンとぶつかりあわないように、トップからインパクト、フォロースルーまで持っていく。まずは全力で振るのではなく、軌道を確かめる感覚でゆっくりと振る。慣れてきたら、スイングスピードを上げてみよう。
■狙い/高知・明徳義塾中で4度の全中日本一を果たした狭間善徳(現・明石商監督)が推薦するメニュー。初めて見たときは驚いた。
「本来、右手と左手は同じ方向に力を出しているが、両手で1本のバットを持つとそれがわかりづらい。違う方向に向かっていても、目に見えないんです」
力の方向を確認するために、片手でバットを持つ。2本のバットが当たってしまう選手は、力の方向が違うということになる。これは、巨人の阿部慎之助選手も取り入れている練習法だそうだ。
■注意点/片手でバットを持つのが重い選手は、少し短く持っても構わない。振る力をつけるのではなく、力の方向を確かめるのが狙いであることを忘れないようにしよう。
▲左手に1本、右手に1本のバットを持った状態で構える。重たければ短く持ってもオッケー
▲2本のバットがガチャンガチャンとぶつかりあわないようにスイング。軌道を確かめるようにゆっくりと
どんな練習か動画でチェック!
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