前年の12月8日に始まった太平洋戦争の余波で、日増しに戦時色が濃くなる日本列島。プロ野球も例外ではなかった。後楽園で巨人対黒鷲、甲子園でも2試合が予定されていたものの、試合直前に空襲警報が発令。後楽園の試合は中止となり、甲子園の2試合目も途中で打ちきられた。また、入場料の返却は行わず、全て国への寄付という名目で処理されたという。