ハイパーリッチな体験をしたい方に絶対にオススメしたいのは、東京ドームでの巨人主催試合だ。
オープン戦ではシーズンシート限定のエリアが一般発売される。最も高額な席種はダイヤモンドボックスで1万円。昨シーズンからバックネット裏上方に設置された特等席。元々は記者席だった場所で見晴らしは抜群だ。
オープン戦で1万円は高いと思うかも知れないが、「重役以上しか着席は許されない」と思うレベルの威厳のある黒シートに座ったまま食事を注文できるコンシェルジュサービスも!
この席のシーズンシート価格はなんと200万円! 新車が買える!
また、同じく東京ドームの巨人主催試合では中二階のプレミアムラウンジも4000円で販売される。こちらもシーズンシート。年間契約だと2席で約131万円から225万円。東京ドームホテルで作られたビュッフェメニューに舌鼓を打ちながら、観戦できるVIPシートだ。
阪神、ヤクルトなどはオープン戦ではかなりざっくりとした席割りとなり、内野バックネット裏も自由席となる。つまり、オープン戦では「気合の早起き」をすることで、高校野球観戦のように年間シート級の特等席がゲット可能なのだ。
しかも、前売り価格が甲子園で3000円(内野特別自由席・大人)、神宮で2100円(内野自由席・大人)と比較的リーズナブルだ。
ロッテもZOZOマリンスタジアムでのオープン戦は全試合バックネット裏を特別内野自由席(2600〜2800円)として販売するが、なかでも狙い目は「オープン戦バリュー価格」の日。
3月14日(火)のヤクルト戦、3月22日(水)の中日戦はいずれも平日の昼開催(13:00試合開始)ということもあって、フィールドシートも特別内野自由席のエリア内となる。
その他の球団でもオープン戦のチケット価格はリーズナブルに設定されており、ボックス席などの下見にももってこいのシーズンだ。各球団のホームページをチェックして、この春は「優雅な生観戦」を満喫するのはいかがだろうか?
文=落合初春(おちあい・もとはる)