File.030正対バント(マスク)
全身でバントする
■練習法/バッターはホームベースを両足ではさむようにして、投げ手と正対する。バットは持たずに、顔にキャッチャーマスクをつける。投げ手はゆるいボールを投げ、バッターはマスクにあててバントする。
■狙い/はじめてこの練習を見たときは度肝を抜かれた。東京の強豪・修徳中で取り入れている練習法だ。「バント」が苦手な選手に多いのは、バットだけでコースを変えようとしていること。それを防ぐためには、全身を使ってバントをする。この意識を植え付けるための練習だ。とくに股関節やヒザを使って、バントのコースを変えてみよう。
次の項目で紹介しているバットを使った「正対バント」の基本となるメニューだ。まずはマスクで感覚を身につけよう。
■注意点/気を付けてほしいのは構えだ。ヒザを曲げるのではなく、股関節から体を曲げて、横から見たときに「く」の字を作る。バントだけでなく、バッティングや守備にもすべてつながっていく姿勢である。
▲マスクにあててボールを転がす。股関節やヒザを使って体の向きを変えよう
▲股関節から体を曲げて、「く」の字を作る
どんな練習か動画でチェック!
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