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前田健太が競馬で緊急登板!? 山崎武司が相撲解説!? 異業種コラボを楽しむプロ野球選手たち

前田健太が競馬で緊急登板!? 山崎武司が相撲解説!? 異業種コラボを楽しむプロ野球選手たち

 6月25日に鳴門ボートレース場で行われた「SGグランドチャンピオン」に、里崎智也(元ロッテ)がプレゼンターとして招かれた。

 里崎はご当地・鳴門市出身の有名人。そのつながりから招かれたのだろうが、このように異業種のイベントにプロ野球選手が登場すると、野球ファンとしては、とても嬉しい気持ちになる。

 そこで今回は、過去にほかの競技とコラボしたプロ野球選手を集めてみた。

競馬のためならエンヤコラ?


 佐々木主浩(元マリナーズほか)や山本昌(元中日)がG1馬のオーナーになるなど、競馬と野球選手の親和性は高い。

 現役選手で後に、オーナーの列に加わりそうだと筆者が予想しているのは田中将大(ヤンキース)。大レースが行われるときは東京スポーツ誌上で予想を公開するなど、かなり熱が入っている。

 そんな競馬大好きな田中をJRAが放っておくはずもなく、ほぼ毎年のように大レースのプレゼンターに起用されている。昨年12月25日に中山競馬場で行われた有馬記念ではアンバサダーに就任。当日はプレゼンターも務めた。

 大役を担った田中はレース前に人気ジョッキーの武豊と対談したり、レースの4日前に実施された公開枠順抽選会にゲスト参加するなど、アンバサダーとして幅広く告知活動。クリスマスグランプリを盛り上げるために東奔西走した。

 そして迎えたレース当日も、レース終了後の表彰式でトロフィーを手渡すプレゼンターの役目をしっかりと果たした。

 あとは馬券が当たれば万事成功だったが、そうは問屋が卸さず。本命に推した武豊騎乗のキタサンブラックは2着に入ったものの、的中とはいかなかった。

 ちなみに1着のサトノダイヤモンドの馬番は「11」、2着のキタサンブラックは「1」。そして、田中の誕生日は11月1日。田中に縁深い数字での決着となったのだが、「そういう(誕生日の数字にちなんだ)買い方はしていませんでした」とのこと……。

俺も競馬が大好きなんです!


 田中の同級生でもある前田健太(ドジャース)も、JRAの騎手たちと親交があることから、競馬場に足を運んでいる。

 ドジャースとの契約直後の2015年1月12日には自主トレの合間を縫って、大瀬良大地、中田廉、中崎翔太といった広島の後輩を引き連れて中山競馬場へ。

 プライベートでの来場だったため事前の告知はなかったが、10レース終了後に馬場に現れ、勝利ジョッキーのペリーと記念写真。自らプレゼンター役も買って出た。

 まだG1レースでのプレゼンターは任されていないが、その大役を務める日も近そうだ。


移籍の動向をボートに託して


 田中が有馬記念のプレゼンターを務めた昨年12月25日、大阪の住之江ボートレース場では、川崎宗則(ソフトバンク)が「ボートレースグランプリ」のプレゼンターとして登場した。

 レースの前にはトークショーも行い、予想を披露。その買い目は「1-6-3」だったのだが、その心は「イチ(1)ロー(6)さん(3)」とのこと。「さん」づけも忘れないなど、どこに行っても「イチロー(マーリンズ)ラブ」なところを見せつけた。

 当時はカブスからFAになっていた川崎。ファンからの「ホークスに帰ってきて」という声には「当たったら帰ろうかな」と返すも、結果はあえなくハズレ。

 ご存知の通り、今季開幕戦の当日にソフトバンク復帰を発表。もしかしたら、この日のファンとのやり取りがきったけとなったのかもしれない…。


角界でも飯を食えたスラッガー


 引退したプロ野球選手では、山崎武司(元楽天など)が相撲界と気になるコラボを見せている。

 というのも、インターネットの某スポーツ中継サイトに大相撲の解説者として招かれ、大いに持論を大いに展開しているのだ。

 相撲が大好きな山崎。実は中学時代に愛知の相撲大会で優勝し全国大会に出場。多くの相撲部屋からスカウトされたという逸話も持つ。

 もし角界に進んでいたら、1968年生まれの山崎は曙(1969年生まれ)や若乃花、武蔵丸(ともに1971年生まれ)、貴乃花(1972年生まれ)らとしのぎを削っていたかもしれない。

 少し話が逸れたが、このように山崎が大相撲を語るに足るバックボーンは十分。筆者もまだ「相撲解説者・山崎」の持論を耳にしたことはないので、7月の名古屋場所の中継に解説で登場するなら、チェックしたいと思う。


もっと見たいぞ! 野球選手の異業種交流


 始球式を見てもわかるように、野球場に各界の有名人を連れてくることが多い野球界。

 しかし、冒頭でも触れた通り、別のフィールドに出向いて生き生きとしている野球選手の姿を見ると、ファンとしては嬉しいし、その競技にも興味が湧く。これは「Win-Win」の関係だろう。

 競馬が好きな筆者は、2014年の有馬記念を観戦するため中山競馬場に行ったところ、スタンドから手を振っている巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の姿を見ることができた。それを今も土産話として語っている。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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