1995年からダイエーの指揮を執った王貞治監督。就任2年目のこの年も開幕から低迷が続き、当日行われた日生球場の近鉄戦では、ダイエーファンがフロントを批判する横断幕を掲げる。2対3で惜敗すると、ファンの怒りは頂点に。チームバスを取り囲み、あろうことか生卵を投げつけたのだ。この不甲斐ない事件をバネにしたダイエーナインは、事件から2年後にAクラス入り。翌年の1999年には悲願の日本一を達成した。