【京都・野手編】ドラフト関連度 B
打でもプロ注目の榎本
投手としてだけでなく、打者としてもセンスの高さを感じる榎本和輝は高校通算本塁打が20を超え、しっかり振り切る強いスイングで長打力は全国クラス。榎本と共に1年生の時から中軸を担ってきた山口翔悟も榎本に負けない長打力を持ち、パワーと巧さも持ち合わせる。その2人にひけを取らなかったのが、1年生ながらこの春1番を打った中村光希。コンパクトなスイングで安打を重ね、次の塁を積極的に狙う好走塁も光った。
2季連続で甲子園に立った有田浩之(龍谷大平安)は1年秋から中軸を打ち、飛距離は昨年の主砲・?橋大樹(広島)にひけを取らない。足を使った攻撃もできる強打者だけに、この春ベンチを外れた奮起に期待したい。嶋田侑人も有田と共に下級生時から期待をされてきたが、不調で春の府大会の背番号は20。昨夏の甲子園でサヨナラ打を放った右の強打者は勝負強さも併せ持ち、最後の夏に賭ける思いは強い。
桑原大輝(福知山成美)は、50メートルを5秒8で駆け抜ける脚力は兄・将志(DeNA)に負けていない。旧チームから5番に座る花田圭亮(鳥羽)は、長打力は非凡なものがあり、県大会決勝で同点本塁打を放つなど、ここ一番にもめっぽう強い。
【注目選手】有田浩之(龍谷大平安)