田中将大(ヤンキース)は、このオフもテレビ、ラジオ、ライブと、何度もももクロと共演した。今回の発表にツイッターで以下のように心境を語った。
「突然のことでとても驚きましたが、杏果ちゃんのパワフルな歌声とダンスが大好きでした。
そんな姿がもう見られなくなると思うと、とても寂しいですが、杏果ちゃんのこれからの人生と、ももいろクローバーZの4人をこれからも心から応援しています。」
なお、田中の登場曲には毎年、ももクロからオリジナルソングが贈られているが、今シーズンもまた新曲が制作されることが共演したラジオ番組で発表されている。
昨季は先発、中継ぎで34試合に登板し8勝を挙げた石川柊太(ソフトバンク)は、ツイッターで「まじか。」と驚いた様子。さらに、
「ももかが脱退。
心にポッカリ穴が。
でも、ももかが決めたこと!
笑顔で送り出す!
お疲れ様!
そしてありがとうございました。
新たなももクロに期待や!」
「ももクロがいつまでもあり続けると思ってた。
でも、ももかの脱退でそんなことありえないことと知った。
ももクロがあることに感謝して
もっと応援していかないと。
後悔のないように。
笑顔で送り出せるように!」
と、連続ツイート。落胆する石川に対し、ホークスファンだけでなく他球団のファンからも気遣うコメントが数多く送られた。
巨人の捕手争いで、打力では小林誠司を脅かす存在となりつつある宇佐見真吾もモノノフだ。
こちらもツイッターで、有安の労をねぎらった。
「夜遅くにお疲れさまです!
杏果ちゃんの卒業。最後のライブ。
あの素晴らしい歌声となんともいえない愛おしいさ満点の雰囲気は杏果ちゃんにしか出せないものだしももクロにとってかけがえのないものだけどどんな道でも全力で応援します!
8年間お疲れさまでした」
ファンからのメッセージには「登場曲をももクロにしてください!」という声も散見された。昨季まではONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」だったが、果たしてどうなるか?
右肩痛から、一時は育成契約にまでなった由規(ヤクルト)もモノノフのひとり。長期間に渡るリハビリ生活の支えとなったのがももクロだったとのこと。引退報道があった当日にツイッターで
「寂しいけど変わらずどちらも応援するZ!!
がんばれーーー(クローバーの絵文字)」
と、エールを送っている。
登場曲として専用のオリジナルソングを使用し、特に有安杏果推しの柳田悠岐、昨夏のニューシングル発売時にはももクロの公式サイトに柳田や石川とともに登場した千賀滉大(ともにソフトバンク)は、公式SNS等がなく、1月17日の段階では表立ったメッセージを出していない。ただ、別々の道を歩むことになった1人と4人を応援していることだろう。
文=藤山剣(ふじやま・けん)