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【九州地区の野手編】シーズン前はこんな評価でしたが、2カ月経った後のドラフト候補たちはどう見えますか?

原口 大陸 ハラグチ・リク
佐賀学園(佐賀県)/遊撃手
180cm76kg/右投右打


■今春の成長ポイント
昨夏、昨秋の分まで今春の奮起を
■コメント
1年の夏がすごかった。いきなり4番で三塁打に左翼へ一発。準決勝で当たった150キロ腕・北方悠誠(DeNA)にも、自分から目を合わせていくような堂々の打席さばき。線は細いが均整のとれた体格に、腰が割れた低い姿勢から高投のないスローイング。内野手としての資質は十分だった。警戒され、自身も気負った昨季。挽回だ。

太田 晃平 オオタ・コウヘイ
九州学院(熊本県)/三塁手
180cm75kg/右投右打

■今春の成長ポイント
投・打どちらでもよい、明確な変化を
■コメント
入学と同時に全国トップレベルの強打線の5番に抜擢されて、強打と俊足を発揮して伸びやかなプレーを展開した。昨夏以後、投手としての出場が増えてから、なんとなく打撃が頭打ちに見える。<エースで4番>チーム事情で仕方がないが将来を考えれば<50−50>は停滞を招く。バットマンとしてのひと暴れ、ふた暴れを期待したい。

梅野 隆太郎 ウメノ・リュウタロウ
福工大城東〜福岡大(九州六大学リーグ)
捕手/173cm75kg/右投右打

■今春の成長ポイント
右方向へのライナー性の痛打
■コメント
打撃が先行していたのが、昨年1年で守備ワークの進境著しく、ヒザの弾力を効かせ体重移動で投げられるスローイングと、緩い変化球を見せながら打者のふところを突いていく配球など、安心して見られるディフェンスに変化してきた。とはいえ、これだけの強打を持つ捕手は学生球界には見当たらない。今季はヒットゾーンを広げたい。

河野 拓郎 コウノ・タクロウ
北九州市立〜九州国際大(九州六大学リーグ)
遊撃手/181cm80kg/右投左打

■今春の成長ポイント
チームを神宮へ連れて行くこと
■コメント
遊撃手、三塁手、二塁手として入学以来の6シーズン連続ベストナイン。大きな故障もなく、スランプもなく、コンスタントな数字を毎シーズン残しているのは驚異だ。リーグ優勝が秋ばかりで、明治神宮大会は九州の予選で敗退続き。今季こそ、全国の舞台で、ぜひプレーを。強打、俊足、好守。間違いなく<隠れたドラ1候補>だ。

新田 亮 ニッタ・リョウ
浦添商〜九州共立大(福岡六大学リーグ)
左翼手/165cm62kg/右投左打

■今春の成長ポイント
足でプレッシャーをかける攻め
■コメント
地面を擦るような<忍者>のような走りで、文字通り地面をすべって行く。俊足ランナー数あれど、こんなに速い選手は見たことない。間違いなく50m5秒台だが、それ以上に走りの<体感速度>で人間ばなれしている。パチンといく小力もあり、あっという間に外野を破り、あっという間に三塁を陥れる。小技も痛快。ぜひ一層の興味を。

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