野球史上、もっともユルい戦いが開催中!
いよいよ来週5月26日から「日本生命セ・パ交流戦」が始まる。今季から試合数が従来の24試合から18試合に削減。また、交流戦の通算勝利数で勝ち越したリーグにドラフト指名順の優先権を持たせるなど、11年目にして大きな変更点が導入されたのが特徴だ。
5月11日には都内ホテルに12球団の代表選手が集まり、交流戦開幕記者会見が行われた。広島出身の柳田悠岐(ソフトバンク)が、広島の至宝・黒田博樹との対戦を熱望するなど、ファンだけでなく選手たちも交流戦スタートに向けて臨戦態勢を整えている。
もっとも、既に「裏・交流戦」とも呼ぶべき戦いが繰り広げられているのをご存じだろうか? 4月1日に幕を開け、2週間に一度繰り広げられているその戦いの名は「セ・パ マスコット交流戦」。個性も体格も運動能力もまるで異なる12球団のマスコットたちがセ・パに分かれ、WEB上で何ともユルすぎる戦いで雌雄を決しているのだ。
5月13日までに既に4つの戦いが終了している。「日本生命セ・パ交流戦」の特設サイトでその戦いぶりはチェックできるが、ここではその模様をダイジェストでお伝えしよう。
〈Battle1:ダンス対決〉
まず登場したのは両リーグの看板マスコットともいえる“身軽な橙魂戦士”ジャビット(巨人)と、“電光石火のイケメン鷹”ハリーホーク(ソフトバンク)。どちらが素早く、華麗なステップを踏めるかを競い合ったが、審査員の評価でジャビットが勝利をおさめた。
〈Battle2:スプーン競争〉
“球界の食っちゃ寝ハムスター”DB.スターマン(DeNA)と、“さすらいのドルオタかもめ”マーくん(ロッテ)が激突した第2試合。手に持ったスプーンにボールを乗せ、どちらが速く走れるかを競ったこの戦いは、ボール以上に転がってしまったDB.スターマンの惨敗。マーくんが圧勝した。
〈Battle3:バッティングセンター対決〉
第3戦では“自由すぎるポッチャリつばめ”つば九郎(ヤクルト)と、“制御不能のあばれ牛”バファローブル(オリックス)が対決。バッティングマシーン相手にどちらがいい打球を放てるかを競った結果、21球中12本成功したつば九郎がバファローブルを退けた。
〈Battle4:ロデオマシーン耐久勝負〉
“King of コアラ”ドアラ(中日)と、“北の神対応”B・B(日本ハム)が「どちらが長くロデオマシーンに振り落とされないか」で対決。ドアラの17秒に対してB・Bが47秒と圧勝。さすがは球界最速の男、その体幹バランスは健在だった。
と、ここまでセ・パとも2勝ずつを分け合った形だ。以降、5月26日公開のBattle5では、“燃える猛虎”トラッキー(阪神)vs.“ジャングルの頼れる白獅子”レオ(西武)が「叩いてかぶってジャンケンポン」で対決。6月2日公開のBattle6では、“お茶目ないたずらクリーチャー”スラィリー(広島)と、“みんなの心をわしづかみ”クラッチ(楽天)が「ハードル競走」で雌雄を決することになっている。
ただ、これで「マスコット対決」は終わりではない。交流戦マスコットの「セカくん」と「パカくん」も、「バットぐるぐる対決」を繰り広げる予定だ。
予告動画では“予測不能なグリーンビースト”セカくんと、“完全無欠のブルービースト”パカくんとして紹介されているこの2体のマスコットに加えて、今季からは新マスコット「セパコちゃん」も登場。3体で力を合わせ、交流戦を盛り上げていく。交流戦限定のマスコットとはいえ、何かとやることが多くて大変だ。