見ないで!!バッセンチョイスミスの巻/第37打席
今回で第37弾!
漫画家・平沢健司さんは、現在『月刊チャンピオン』で連載中。野球部出身で、今でもバッティングセンター(通称“バッセン”)に通っている実践派。平沢さんの観察眼が光る奇妙なバッセンの世界をどうぞ!
おそらくチャラい彼氏に連れられて来たであろう、この場にそぐわないミニスカを着こなす今時のギャル。
自身に集まる周囲の視線に、なんの反論もしない様子を見ると、彼女自身にも多少の非がある事を自覚しているようだ。
だいぶ離れた打席でバッティングを楽しむ彼氏に、助けを求める事もできないこの状況。というか、助けを求めるほどの事をされているわけでもない。
「あと何球? も〜早く終わってよ〜〜」
こんな彼女の想いとは裏腹に、こういう時ほど時間の流れは遅く感じるもので。と同時に球の速度も遅く感じはじめた彼女は、110キロの速球をいともたやすくバットの芯で捉え続け、周囲の男どもを感心させたという。
画・文=(ひらさわ・けんじ)/ギャグ漫画家。「バッティングが好き」という理由だけで、小・中・高と野球を続けてきた。バッセンのお世話になった回数は数知れず。好きな打法は、天秤打法。好きな返しは、センター返し。『月刊チャンピオン』にて
「アンダーライフ」連載中!
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